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相手に悪態をついてしまうのは心身の痛みを癒すため?

いろいろあって疲れてしまうと、どうしても悪態をついてしまいます。
人間ですもの、そういうときがあるのは仕方がありません…。

では何故、疲れていたりストレスがたまっていたりすると、相手に対してヒドイ態度をとってしまうのか?
その理由が『心身の痛みを癒すためである』という論文がありますので、それをご紹介します。

身の周りの穏やかな人が、もしキツくあたってきたのなら、寄り添ってあげると良いかもしれませんよ。。。

 

 

悪態をつくことで心身のダメージが軽減する…が

 

2017年のマッセー大学の実験で、まずは62名の男女に、以下のようなエピソードを思い出してもらいます。

 

  • 仲間はずれにされた体験
  • 会話で失敗したエピソード
  • 孤独に悩んだ体験
  • 恥をかいたときの話

etc…

 

主にコミュニケーションによるストレスについて思いだしてもらうのですが、その後に以下の2グループに分かれてもらいます。

 

  1. 「くそっ!」などといった悪態をついてもらう
  2. 特にこれといったことのない中立的な言葉を言う(いわば比較グループ)

 

これを2分間繰り返し、被験者のストレスレベルをチェックしていきました。
その結果、悪態をついたグループの社会的ストレスによる心理的な痛みが軽減したことがわかったそうです。

 

いままでの研究によって、仲間はずれや孤独といった社会的ストレスによって身体的な痛みが増すと同時に、物理的な痛みに弱くなることもわかっています。
そして、心理的苦痛と身体的苦痛は、生物学的に同じシステムを使っていることもわかっています(ちなみに、これを「痛みのオーバーラップ理論」と呼びます)。なので、社会的ストレスが身体的な痛みとして感じられ、それを打ち消すために悪態をつくというわけです。

研究者は『なぜ悪態をつくことが心身の痛みをやわらげるかは正確にわかっていない。ハッキリしているのは、悪態をつくことは決してムダな行為ではないという点だ。』とコメントしています。
この研究を基に考えると、SNSで散見されるアンチコメントなどは、無意識に自分の傷ついた心を癒すために発している可能性があると言えます。

注意点としては『罵倒はあくまで応急処置でしかない。わずかなストレスでも悪態をつき続けると、やがてその効果は減退していき、本当に必要なときに使えなくなってしまう。』ということです。
ドラッグのように使い続けると耐性がつき、たとえば相手を罵倒し続けないと自分の心が癒されなくなります。

個人的な見解ですが、そのような人と関係を築きたいとは思いません。
辛い思いや悔しい気持ちは、本当に苦しい時だけに留めておくことをオススメします。

 

 

 

 

やけに毒舌がクセになっている人っていますよねぇ…。

キャラとしてキチンと使い分けているのなら良いのですが、あまり多用するのはよろしくない様子です。
はじめのうちは楽しかったりしますが、自身に耐性がついてしまいますし、聞いている側もウンザリするもの…。

基本的には、楽しい趣味などで心身のストレスを発散させるのが一番でしょうな~~。

 

 

【参考文献】

[Hurt feelings and four letter words: Swearing alleviates the pain of social distress]

 

 

 

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