もうそろそろ2020年が終わります…。
これから2021年の目標設定をし始める方がいらっしゃるかと思います。
なので、今回は『目標達成の技法』について取り上げていきます。
「なんとしても○○を成し遂げてやる!」という目標をお持ちの方は、どうぞ参考にしていってくださいませ!
僕も、後にブログに書いていこうかと思います☆
その他、過去にも目標に関する記事を書いておりますので、そちらもどうぞ!
変な目標設定は、達成の妨げになりますんでご注意を!
『ロールモデル』を用いた目標達成の技法について
2015年に出たリュミエール・リヨン第2大学の研究がありまして、この研究によると『目標達成にはロールモデルを使うと良いよ!』とのことです。
ロールモデルは、みなさんもよくご存知で「参考になる人(過去の偉人や尊敬しているモデルさんとか)をイメージしてヤル気を上げようぜ!」というものですな。
過去の研究でも「自分の好きな偉人をイメージするだけでもパフォーマンスが上がる!」というデータがあります。なので、ロールモデルを用いて目標設定をするのは、とても理にかなっているわけなんです。
さらに、この研究では「まったく尊敬できない人(いわゆる反面教師)をモデルにしても目標達成率が上がる!」と結論を出していて、モデルがネガティブなものでも十分な効果があるとのことです。
ここから目標設定の技法に入ります。
目標設定には2種類ありまして、「何かを手に入れる!」や「何かを成し遂げる!」といったものを『獲得ゴール』といい、「何かを手放す!」や「何かを止める!」といったものを『予防ゴール』といいます。
で、各々のゴールについてですが
- 『獲得ゴール』の場合はポジティブなロールモデルが有効
- 『予防ゴール』の場合はネガティブなロールモデルが有効
紹介している研究では健康的な食習慣を目指すことが主なので、食習慣を例に挙げると
- 「健康的な食習慣を身に付けてキレイな体型にする!」なら『獲得ゴール』
- 「健康的な食習慣を身に付けて病気にならないようにしよう!」なら『予防ゴール』
という具合になります。
この研究では「目標とロールモデルがマッチしていた場合がもっとも食習慣の改善率が高かった」といったデータが得られたそうな。
以上を踏まえて、ロールモデルを用いた目標達成の技法をまとめていきます。
- 目標設定をする:取り組みたい目標を決める
- 目標の種類を考える:取り組む目標が『獲得ゴール』か『予防ゴール』なのかを吟味する
- ロールモデルを設定する:目標の種類を吟味し、ここで自分に合ったロールモデルを設定する。
ロールモデルについては、過去の偉人やリスペクトしている芸能人やモデル以外でも大丈夫です。
たとえばアニメキャラでも構いませんし、身近な友人や職場の上司でも構いません。
もし、ロールモデルで悩んだときは、
- 設定したロールモデルは、自分が達成したい目標に合致している、ないし 目標の内容にマッチした人選か?
- ロールモデルとして最適だと思った理由はなんなのか?
- 達成したい目標について、そのロールモデルから得られるものはなんだろう?
- 設定したロールモデルが自分の目標を応援や助言をしてくれる場合、何を言ってくれそうだろうか?
という考え方をすると、具体的なロールモデルを設定できるハズ。
この考え方自体は、他に応用が利きますのでオススメです!
ポジティブな人選だと「あの人なら、どういう選択をするのかな?」みたいな思考になります。
ネガティブな人選だと「あの人にならないためには、どういう選択をすればいいのかな?」みたいな思考になりますね。。。
イメージ像があると、具体的な行動に落とし込みやすいものなので、この技法はためになりますな…。
僕も、2021年はキッチリとした目標設定をしていこうと考えていきます。
僕の手の届く範囲の人を幸せにする!…ということは変わりませんけどね☆
【参考文献】