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ヤバい人を説得するにはコレが一番…かも?!

基本的に、ヤバい人はスルーが一番です。

関わらない方が僕らの人生は華やかになりますので、無視を決め込むことが最善の対策です。
もし在らぬうわさを流すのであれば、一度は完全に否定(このときは怒りや悲しみといった感情は入れないこと)し、弁護士に相談してください。

いやがらせなどの攻撃を受けたのなら、証拠を集め次第、法律の力をもって武力行使していきましょう!

 

とはいえ、スルーがなかなか難しいときがあるかと思います。

日常生活のなかで、どうしてもヤバい人と関わらなければならないことがあるでしょう(そんなことがない方が良いのですが…)。
ときとして、その相手を説得しなければならないときがあります。
今回は、そんなヤバい人を説得する方法をご紹介していきます。

どうそ、参考にしてみてください!

 

 

ヤバい人を説得する方法

 

2019年のエッジ・ヒル大学の実験から、ヤバい人を説得する方法をご紹介していきます。
元々は「各タイプの性格によってどのような説得方法が良いのか?」を研究したもので、316名の男女を集めて、以下の3つの性格特性を調べました。

 

  • ビッグファイブ(研究で用いられる、人間の性格特性を5つに分類したもの)
  • ダークトライアド(人間の負の側面である3つの性格特性)
  • タイプDパーソナリティ(ネガティブな思考や感情を持ちやすいが、それを表現することが難しいタイプ)

 

そうしたうえで、実験で用いられる定番の説得術をおこない、各タイプがどのような方法により良い反応を示したかを突き詰めました。
具体的な説得術は、以下のとおりとなっています。

 

  1. 権威性:専門家や権力者など権威のある人の意見を引用してお願いする
  2. コミットメント(一貫性):一度小さな頼みをお願いし、あとで大きな頼みをお願いする
  3. 互恵性(類似性):自分と似ている人のお願いを引き受けたくなる心理を使う
  4. 希少性:珍しいものや貴重なものに惹かれる心理を使う
  5. 返報性:何かの恩に対してお返しをしたくなる心理を使う
  6. コンセンサス(社会的証明):集団と同じ行動をおこなう心理を使う

 

データを解析していったところ、6つの説得術のなかでヤバい人を説得する方法が見つかったそうです。
それは『時間制約をする』という方法です!

 

残念なところ、この6つの説得術では、ヤバい人を説得することが大変難しいと示唆されています。
ヤバい人は自己中心的で、相手をコントロールすることが大好きです。まず、権威性をつかった説得ではビクともせず、返報性をつかったところでお返しをしようとも思いません。

自分を最優先で考えるので、普通の状況では説得に応じることは困難です。
しかし、時間制約に持ち込む(「急がないといけないから、早く対応してくれると助かるんだけど!」など)ことで、上記のすべての方法が有効になることがわかりました。理由はわからないようですが、ヤバい人を説得するには即決せざるを得ない状況に追い込むのが一番だそうです。

ちなみに、この実験でわかった各タイプの説得術が以下のとおりです。

 

  • 怖がり・不安症・ビビり:恥ずかしがり屋で対人コミュニケーションを嫌う、すぐ不安になるタイプは、すべての説得術が有効です。特に不安を抱きやすい人は「権威」「コンセンサス」が有効だということわかっています(「○○という有名人がつかっているよ~」「みんながオススメしている○○です!」といったもの)。
  • 社交的なタイプ:ビッグファイブ内の外向性・誠実性・調和性が高い人は、「コミットメント」が有効だということがわかっています(「ついでに○○もお願いしていい?」「乗りかかった船なんだから良いでしょ?」といったもの)。

 

 

 

 

ヤバい人を説得するには、時間をつかって追い込んでいくのがオススメです。

時間制約があると本性が現れるともいいますので、もしかするとボロを出したくないから良い方向に動かざるを得なくさせられるかもしれませんね(これは完全に僕の考察ですが)。どちらにしろ、ヤバい人を動かすには、時間を味方に付けるのがよろしいかと!

ちなみに、説得術に関してはコチラの本をオススメしております。
今回の実験で出てきた説得術について学べますので、よろしければどうぞ!!

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【参考文献】

[Personality profiles and persuasion: An exploratory study investigating the role of the Big-5, Type D personality and the Dark Triad on susceptibility to persuasion]

 

 

 

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