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【※ご注意※】ガンバりすぎてカゼをひいてしまう理由

季節がすっかり秋になりましたね~~。

いつの間にか気温が下がっていて、段々と肌寒さや秋のにおいも感じるようになりました。
もう2020年も終わりなんだな…っという気持ちです。

今回はカゼ対策の一種ではありますが、なぜ仕事にせよスポーツにせよ『ガンバりすぎるとカゼをひいてしまう』のかについて、解説をしていこうかと思います。

あと、以前のブログでもウイルス対策などもありますので、どうぞよろしく!

 

 

追い込むことで起こるストレスと免疫の関係について

 

2012年の論文で、カーネギーメロン大学がストレスと免疫力との関係性について調べた研究があります。

276名の男女を対象に、まずは全員の生活環境を調べ、各自のストレスレベルを記録しました。
そして、鼻からウイルスを取り込ませて、意図的にかかってもらったそうです。その結果、日ごろのストレスレベルが高い被験者ほど、カゼにかかる確率が2倍に上がったことがわかったそうです。

なんとなくわかるかと思いますが、実際のデータでも証明されたという感じでしょうか…。

 

このような現象が起きるのは、ストレスホルモンと言われている『コルチゾール』による影響です。

コルチゾールはストレスに反応し、身体を戦闘態勢にするためのホルモンです。
このホルモンの分泌量が増加すると免疫システムの機能が下がってしまいまして、免疫機能を休止させて、仕事やスポーツといったカゼ以外のリソースのストレス対策にまわっているということです。

僕らが仕事やスポーツでガンバったあと、急に熱がでて倒れてしまう理由がココにあります。
手順を追っていきますと、

 

  1. 仕事やスポーツなどで身体を追い込みストレスをためる
  2. そのストレスでコルチゾールが出て免疫機能が抑制される
  3. 免疫機能が低下した身体にウイルスが侵入する
  4. 感染が進行しても免疫機能が発動しないためカゼの症状が現れない
  5. 症状が現れないため、自身には自覚症状がない
  6. 仕事やスポーツでガンバったあと、一気にストレスから解放される
  7. コルチゾールが減り、免疫機能が元に戻りカゼ症状が現れる

 

という具合です。

論文で述べている恐ろしい点は、慢性的にストレスが多いと、免疫細胞がコルチゾールに反応しなくなっていくことです。
つまり、常にストレスを感じていると、病気に弱い体質になるということです。

 

 

 

 

そんなわけで、仕事にせよスポーツにせよ、適度に息抜きをすることが大切です。

たとえば「太るのが怖い!」という理由で毎日のようにトレーニングをしていると、カゼを引きやすくなる体質になります。
身体のことを考えると、キチンと心身を休ませる日を作ることも体調管理の一環となります。

自分をしっかりと労わってあげましょうね☆

 

 

【参考文献】

[Chronic stress, glucocorticoid receptor resistance, inflammation, and disease risk]

 

 

 

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