「なかなか寝つけない…」
という話がチラホラ聞きますねぇ。
睡眠は健康の基本中の基本で、ダイエットにも美容にも影響しますし、運動などのパフォーマンスに影響が出ます。
なんとしても睡眠は確保したいものですが、それが難しい状況になっているなら少しでも早く解決した方が良いです。前回は「不眠にも種類があるんだよ~」と書いたのですが、今回は『とりあえず不眠改善の最適な方法』について解説していきます!
どうぞ、参考に♪
試しておきたい睡眠改善方法について
これは2019年に出たレビュー論文で、過去の不眠研究から517名の不眠症患者のデータをまとめたものとなっております。
それぞれの実験でおこなわれた対策法がおこなっているものの、おおまかな対策法のパターンにまとめると、以下のようになります。
- 睡眠衛生指導:「日中は運動をしましょう」といった睡眠改善の知識を提供して睡眠改善をおこなう。
- 刺激制御療法:認知行動療法の方法の1つで、「眠気が来たらベッドに入って眠る」といった決まりごとを順守する。
- 睡眠制限療法:あえて睡眠時間を減らし、その後に新しい睡眠パターンを取り入れていく方法。
- 複数の治療法の併用:複数の治療法を併用しておこなう方法。
まずはもっとも効果があった方法から説明すると、
- 刺激制限療法
- 睡眠制限療法
が有効だったそうです。
このうちのどちらがベストかはわかりませんが、結果から言えるのは「個々の療法を1つずつおこなった方が効果が高い」ようで、実践する際は個別に取り組んだ方がよいとのことです。
これに対し、もっとも効果が低かった方法は「睡眠衛生指導」だったそうです。
指導自体が無意味ではなく、これは「正しい知識を学んでも実践しないと効果がない」という、至極当然の理由です。睡眠の知識を学ぶだけではなく、実際に行動する人が少ないというわけです。
もし不眠でお困りなら、とりあえず実践してみてはどうでしょうか?
基本的に受け身ではなく、能動的に動かないと不眠は解消しにくいようですね。
一応ですが、これは「不眠症」に対する治療法でして、「あまり寝つけないなぁ…」程度の段階で通用するかは不明ではあります。まあ、不眠なら鍼灸や整体で対処した方がてっとり早いのでオススメしております。
どうぞ、お気軽にご相談くださいませっ☆
【参考文献】
[Comparing the Effects of Single‐ and Multiple‐Component Therapies for Insomnia on Sleep Outcomes]