ビジネスにせよ、なんにせよ、人間が絡むことでストレスを抱え込んでしまいます…。
ストレスを慢性的に抱え過ぎると、不眠や胃腸など悪影響がでますので早めの対処が必要です。
実のところ、ストレスの原因を解決せずに遠ざかるよりも、しっかりと考えた方が良いという話があります。
今回は『対人関係のストレスは積極的に考えた方が処理できる』ということを解説していきます。
どうぞ、参考に♪
対人トラブルを鮮明に思い出すことでストレスに強くなる
これは2015年に出たエクスター大学の実験で、およそ50名の男女を対象に、直近で公私関係なく「対人関係のストレス」が起きた人ばかりを選抜していきました。
被験者には「対人トラブルについて鮮明に思い出して下さい」とお願いをし、
- どのようにして口論が始まったのか?
- そのときの自分の思考はどうだったのか?
- 正確にどのような言葉が交わされたのか?
- そのときの声の調子はどうだったか?
といったところまで、詳細を徹底的に思い出すトレーニングを6週間にわたりおこなっていきました。
結果なのですが、トラブルを鮮明に思い出すことでメンタルの回復が早く、うつ傾向にもならなかったそうです。
本来ならば、対人関係のトラブルを考えることでストレスが溜まってしまうはずですが、これについて研究者は、
過去の失敗や損失を何度も思い出す「反すう思考」は、確かに不安や鬱病の原因になる。
一度、うつ状態に陥ってしまうと、他者にとっては些細な問題であったとしても、当人にとっては甚大な問題として認識されてしまう。ところが、過去の問題を明確化することで、悪影響を軽減させることができる。
これは、過去のネガティブな出来事のイメージや感情が慢性的に湧き上がって蝕まれるのが『悪い反すう思考』で、過去のネガティブな出来事を積極的に思い出し、徹底的に分析することで客観的な距離が取れる『良い反すう思考』をしよう!…ということです。
嫉妬にも『良い嫉妬』があるように、ネガティブな出来事を考えてしまうなら、真剣に向き合って考え抜いた方が良いというものです!
対人トラブルなどのネガティブなことって、どうしても避けようとしてしまいますね。
でも、それでは避けただけで解決にはならず、ズルズルと引きずってストレスになってしまいます。
どうせ考えてしまうのなら真正面から考え抜いて、ストレスから解放された方が健康的です。
言うは易しですが、いつまでも囚われてしまうのはよろしくはありませんからねぇ~~。。。