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科学的に正しく嫉妬する2つの方法

世の中には、他人の足を引っ張らずにはいられない人が一定数います。

こういった心理が人間にはあるというのは、お読みになっている皆さんならご存知かと思います。
人が持つ弱さなのでしょうが、どうせなら足を引っ張ることはせず、自己研鑽に時間を費やす方が生産的です。

そうはわかっていても、ネガティブな感情によってマイナスな行動を引き起こしてしまいます。

 

人間として抱いてしまう、そういった負の感情も、使い方によっては強力な武器になります。
最近の心理学では、ネガティブな感情は人生の役に立つという考え方になっています。

他人の足を引っ張りたくなるという感情は、いわば嫉妬から生まれてくるものです。
ですが、その嫉妬という感情も、使い方によっては僕らの成長を促してくれるものなのです。なので、このブログをお読みになっていただき、足を引っ張る労働力を自己研鑽に費やしてみてはいかがでしょうか?

その方が、気持ち的に爽やかなものです☆

 

 

前向きな嫉妬は強い動機づけになる

 

前述のとおり、ネガティブな感情は使い方によっては人生の役に立ちます。
怒りや悲しみもそうですが、これは嫉妬にも言えます。

2011年にでたティルブルフ大学の論文で、まず、嫉妬には2種類あるそうです。

 

  1. 良性の嫉妬:嫉妬の対象者と同じようになりたいという感情
  2. 悪性の嫉妬:嫉妬の対象者に悪いことが起きてほしいという感情

 

文面のとおり、役に立つのが前向きである良性の嫉妬です。

いわば「羨望」や「尊敬」といったものに近い感情ですが、後向きである悪性の嫉妬と大きく異なるのが良性の嫉妬には心理的苦痛がともなうことです。「羨望」や「尊敬」そのものは、それ自体は心身に良い影響のある感情ですが、嫉妬である以上は心身にダメージを負ってしまうものです。

たとえば、職場の女性同士の会話で、とある同僚の女性にイケメンの彼氏ができたとします。

 

  1. イケメンの彼氏かぁ…。いいなぁ~~。(羨望)
  2. なんであの人にイケメンの彼氏が!私もイケメンの彼氏をゲットしてやる!(良性の嫉妬)
  3. あの人の悪い噂を流してやる!(悪性の嫉妬)

 

 

 

しかし、心理的な苦痛がともなうものの、良性の嫉妬にはキチンとした長所があります。
自分の役に立ちますし、他人にも迷惑をかけないほか、次のような効果があります。

学生を対象にした実験で、全員に架空の新聞記事(ある大学生が有名な学術賞をとったという内容)を読んでもらったところで、知能と創造性のテストをおこなってもらいました。

その結果が以下のとおりです。

 

  • 良性の嫉妬を抱いた学生は、創造性と知能のいずれも、どの学生よりも成績が上回った
  • 良性の嫉妬を抱いた学生ほど、「今後も頑張って勉強したい」と回答する傾向が強かった

 

この研究では、良性の嫉妬には強力な動機づけになる効果があるとしています。

その一方で、羨望や悪性の嫉妬を抱いた学生には成績の差がなかったそうです。
憧れを持つよりも、正しく嫉妬した方が良い成績を残せるようです。

 

それでは、良性の嫉妬を持つにはどうすればいいのでしょうか?
この研究をしたヴァンディーバン博士は、以下の2つが重要だとしています。

 

  1. 成長型マインドセット:「人は変われるんだ!」と信じることが大切だということです。この気持ちがないと「自分は変われない。だから人の足を引っ張って、自分の順位を上げよう!」という思考に陥ります。残念ですが、他人の足を引っ張ったところで実力は変わりません。「まだ自分はやれるんだ!」という成長したい気持ちを前面に出しましょう。
  2. 嫉妬を抱いた自分を責めない:人間たるもの、どうしても嫉妬自体はしてしまいます。まずはネガティブな感情を抱いてしまう自分を認めることです。自分を客観視し、どういう場面で嫉妬をしてしまうかを分析するところから始めましょう。そのうえで、嫉妬を動機づけの推進剤として使う方法を見つけることです。

 

 

 

 

嫉妬という気持ちを客観的に見つめることは、なかなか難しいです。

だからといってそのままにせず、前に進むためにもトレーニングしていきましょう。
他人の足を引っ張っても、自分自身は変わることはありません。なので、折角の嫉妬は良い方向に使った方が建設的です。

自分から生まれた感情を大切にして、ポジティブに使っていきましょう☆

 

 

【参考文献】

[Why Envy Outperforms Admiration]

 

 

 

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