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効率的かも?!…な心肺機能と筋肉を同時に鍛える『CEサーキットトレーニング』について

社会人にせよ学生にせよ、時間は有限です。
その中で、いかに時間を有効活用していくことが、他者よりも一歩抜きんでる秘訣でしょうかね。

もちろん、競うことが人生のすべてではありませんが、時間に余裕があると心にゆとりができるので、できる限り工夫して時間を作りたいものです。
健康や競技のために身体を鍛えることは必要ですが、さきほどのとおり、時間は限られていますからね!

なんとしても、効率的に鍛えていくことが重要でしょう。
そこで、今回は『効率的かも?!…な心肺機能と筋肉を同時に鍛える「CEサーキットトレーニング」』について解説していきます。

 

 

筋トレと有酸素運動を組み合わせた『CEサーキットトレーニング』について

 

これは2016年に出たマドリード工科大学の実験でして、CEサーキットトレーニングをすることによって筋肉と心肺機能を効率的に鍛えることができるのだそうです。

サーキットトレーニングは、短い休憩だけで7〜10種類の筋トレを順番にこなしていく方法のこと。
全身の筋肉がまんべんなく鍛えられ、さらに心肺機能も向上します。そのため、全体的な体力向上を目指す人にはうってつけのトレーニング法なのですねぇ。

この実験の参加者は29名の男女(年齢は18~28歳)で、以下の3グループに分かれてもらっています。

 

  1. CM:筋トレマシンのみを用いたサーキットトレーニング
  2. FW:ダンベルやバーベルを用いたサーキットトレーニング
  3. CE:マシンとフリーウェイトを使ったサーキットトレーニングの間に、ランニングマシンを取り入れる

 

45秒で1種目を終えたら15秒間の休憩をはさみ、次のメニューに移っていくという流れですね。
具体的なトレーニングの流れと内容は、以下のイラストのとおりとなっております。

↓  ↓  ↓

 

 

結果なのですが、筋トレとランニングマシンを組み合わせたグループは、

 

  1. もっとも消費カロリーが多かった(CE vs CM vs FW = 13kcal vs 8.9kcal vs 10.4kcal)
  2. 疲労レベルがもっとも低かった(CE vs CM vs FW = -9% vs +2% vs +8%)
  3. もっとも脂肪が燃焼していた(脂肪と糖の燃焼比率が高い)

 

つまり、筋トレ+ランニングのグループは、もっともエネルギー消費が激しいにもかかわらず、トレーニング後の疲労感が少なかったということです。

この結果について研究者は、

今回の結果では、レジスタンストレーニングと有酸素運動の組み合わせによるサーキットトレーニングをおこなうことによって、明確な消費エネルギー増大が現れた。この発見は、体重を減らすためにエネルギー消費を増やしたい太りすぎや肥満の患者が、より精神的負担を軽減して体脂肪を落とせる可能性を示している。

 

とはいっても、データを見る限り消費カロリーの上昇はおおげさなものではありません。
大きな点は運動後の疲労感が少ないところにありますので、モチベーション維持に役立ちそうな感じでしょうね。

 

 

 

 

限られた時間のなかで、心肺機能と筋肉を同時に鍛えられるのは強いですよね!
おまけに、体脂肪も余計に燃焼しますんで、やってみる価値は十分にあるでしょう。

まあ、運動だけでは痩せられないのは基本なので、健康的な心身作りをすることを目的にしていきましょう。
このサーキットは疲労感が少ないものなので、運動を習慣化させるにはオススメかと思います。

たまにはランニングをしようかな☆

 

 

【参考文献】
[Cardiovascular Fitness and Energy Expenditure Response during a Combined Aerobic and Circuit Weight Training Protocol]

 

 

 

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