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運動で痛めた関節にはコラーゲンが有効かもよ?…な話題

筋トレで高重量のウェイトを持ち上げる、ジャンプを繰り返すなどで、関節を負傷してしまうケースは多々あります。

以前から「コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されるため効果はない」とされていましたが、どうやら話しが変わってきています。
この通説は、そのとおりといえばそのとおりなのです。しかし、こういった動作は、関節の結合組織へのダメージを回復させるためにより多くのコラーゲン合成が必要になります。なので、修復の場面でコラーゲンの合成に必要なアミノ酸(プロリンやリジンなど)を補給することで、その分だけ運動による関節へのダメージを減らすことができるかもしれないのです。

今回は『運動で痛めた関節にはコラーゲンが有効かもよ?』をお伝えしていきます!

 

 

コラーゲン摂取による関節保護効果

 

これは2019年に出た研究で、運動歴がある10名の健康な男性(年齢は平均22歳)を招集しておこなわれました。
この実験では、被験者に以下の4つのサプリのいずれかを服用するよう指示を出しました。

 

  1. プラシーボグループ=マルトデキストリン15g+ビタミンC48mg+水250mL
  2. ゼラチングループ=ゼラチン15g+ビタミンC48mg+水250mL
  3. 加水分解コラーゲングループ=加水分解コラーゲン15g+ビタミンC48mg+水250mL
  4. コラーゲングミグループ=ゼラチン7.5 g+加水分解コラーゲン7.5 g+ビタミンC48mg (固形グミとして調製)

 

サプリメント摂取1時間後、全員に6分間のなわとび運動を指示し、コラーゲン合成が向上したかをチェックしたとのこと。
この実験では、全員に4パターン全てのサプリを飲んでもらったので、合わせて4回の実験が行われたことになります。また、ここでビタミンCを組み合わせてる理由ですが、これは2016年の研究により「ゼラチンとビタミンCを同時に摂取することでコラーゲンの合成が高まる」ことが分かってるからです。

 

結果なのですが、

 

  1. 全グループのなかでコラーゲン合成レベルに差は見られなかった
  2. プラシーボ以外の全グループには、血中のグリシン、リジン、プロリンなどの増加が見られた

 

といった感じで、この研究だけを見るとよくわからない結論にはなりますね(汗)
一応、プラシーボ以外はコラーゲンの合成に必要なアミノ酸は増えてはいるのですが…。

これだけだと「コラーゲンは効果ないのでは?」とお思いかもしれませんが、

 

  • 2008年のRCTでは、大学生アスリート147名の被験者(うち男性72名、女性75名)に10gの加水分解コラーゲンを服用してもらったところ、関節痛に有意な改善が確認された
  • 57名の若い男性を対象にした2019年の研究では、筋トレをおこないながらコラーゲンペプチドを24週間摂取してもらったところ、除脂肪体重が増加した。この実験では筋肉量は増加していないため、結合組織が増加したと推測される

 

もあるため、コラーゲンが関節に良い!っていう可能性はまだまだあります。
今回の研究と結果に差が生じた理由は謎ですが、得られたデータから察するにバラツキがとにかく大きく、また単純にサンプル数が少ないため、信ぴょう性が乏しいように思えますねぇ。

 

 

 

 

なので、もし関節痛でお悩みなら、いろんなデータを考慮して「ビタミンC50mgと+5〜15g/日のコラーゲンを24週間飲み続ける」のが良いでしょうね!

もちろん、僕に施術依頼をしていただけるのなら、精一杯対応させていただきますけどね☆
ちなみに、こういったサプリがございます。

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【参考文献】
[Effects of Different Vitamin C-Enriched Collagen Derivatives on Collagen Synthesis]
[Vitamin C–enriched gelatin supplementation before intermittent activity augments collagen synthesis]
[24-Week study on the use of collagen hydrolysate as a dietary supplement in athletes with activity-related joint pain]
[Prolonged Collagen Peptide Supplementation and Resistance Exercise Training Affects Body Composition in Recreationally Active Men]

 

 

 

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