本日は節分の日。
というか、節分とは「季節の変わり目の日」という意味なので、特に2/3に限ったことではないんですけどね♪
「鬼は外~、福は内~♪」ということで、人間関係もある程度コントロールしていけるなら良きもの。
どうやら、「なんとなく相手の顔だけで性格を見抜くことができる」みたいなので、今回はそのことについて解説していきます。相手のウソを見抜くのも「なんとなく」という直感力でできるようなので、人間には、そういった能力があるのかもしれませんね!
どうぞ、参考に♪
誇張された性格特性の自画像の選択
これは2021年に出たバンゴー大学などの研究でして、実験デザインは以下のように構成されています。
- 77名の学生に500パターンの顔を見てもらい、参加者には「自身と似ている」と思う顔を選択し、そこから最終的な自画像を作成する
- 参加者にはビッグファイブと自尊心レベルを計測するテストもしてもらい、2つのデータを比較していく
- 並行して、参加者とは無関係の人にも自画像を見てもらい、自画像の人物の性格を予想してもらう
この実験は、「自身の顔の自己評価と性格」を比較、さらに第三者にも評価してもらったというわけです。
その結果なのですが、まずわかったことは、参加者全員が「自身の性格を誇張したような顔を自画像として選択した」そうです。
たとえば、過去の研究では「外向性が高い人ほど顔が対称的である」といった報告があり、外向性が高い参加者は、実際に対称性がわかりやすいものを自分の自画像として採用していました。そして、この実験の重要な結論として、「第三者が評価した場合も、参加者の自画像から当人の性格をある程度まで見抜くことができた」という傾向が確認されたことです。
つまり、世間が「こういう顔をしている人は、大体こんな感じの性格をしている場合が多いよね~~!」というイメージが無意識にあって、そのイメージはけっこうなくらい正確だということです。
こういった現象がおきる理由は、残念ながら不明。
この研究では「顔立ちの特徴と性格との関係性」といった詳細は書かれていません。とはいえ、過去のデータだと「遺伝子やホルモン量が顔立ちと性格の双方に影響を与える」としているので、そのあたりが関係している可能性があります。
そういったこともあり、その情報から、なんとなく相手の性格を見抜いているかもしれませんね☆
【参考文献】
[The Self in the Mind’s Eye: Revealing How We Truly See Ourselves Through Reverse Correlation]