睡眠は健康であるための、基本中の基本。
ダイエットにせよなんにせよ、睡眠は重要です。
睡眠の質を上げる工夫はいろいろとありますが、コレをやっちゃうだけで、僕らの睡眠の質は簡単に下がってしまうというものがあります。睡眠の質についてアレコレ考えるなら、兎にも角にもコレはちゃんとやってほしいものです。なんならすぐにできることなので、即行で取り組みましょう。
なにをするにしても、やっぱり睡眠かなぁ~~…って感じです。
睡眠中の光刺激による睡眠の質低下について
これは2022年に出たノースウェスタン大学などのチームがおこなった調査でして、規模としては20名と小規模な内容です。実験に参加したのは健康な成人ばかりで、睡眠中に100ルクスの人工光を浴びた場合、人体にどれくらいの生理的影響があるのかを調査したそうです。
この100ルクスの明るさについて、研究チームは「100ルクスの明るさであれば、快適に読書ができるほどの明るさではないものの、周囲を見ることはできるかもしれない。」と、本は読めないものの、周囲の状況を把握できるくらいの明るさで実験をしたそうです。この研究では、すべての参加者が実験初日の夜は真っ暗な部屋で眠り、次の晩は半数の被験者がより明るい部屋で眠ってもらいました。ちなみに、照明は頭上に設置しておこなったとのこと。
実験中は、脳波の記録や心拍数の測定、数時間ごとの採血などをおこない、それによって変化を確認しております。
結果ですが、
- 光刺激の曝露下にあったグループは、一晩中継続して心拍数が上昇し、朝にはインスリン抵抗性が高まり、血糖値を正常な範囲に戻すのが困難になっていた。
- 明かりのついた部屋で睡眠をとった人々をモニターしても、参加者は一様に「よく眠れたと思う」と報告した
100ルクスほどの明るさでも、本人には自覚なく身体にダメージが出てしまうようです…。
薄暗い程度でも身体にダメージを受けてしまうのは、交感神経が活性化してしまうからだと考えられてます。
これは光によって興奮状態になり、身体が目覚めてしまうイメージで良いかと思います。それにより、眠っている当人は眠っているのに、脳と心臓は覚醒していて、睡眠中でもうっすら起きている状態になってしまっています。
かなり小規模な研究であるため、長期的にどういった悪影響があるかは判断できません。
ですが、常時心拍が上がってたら心臓に負担がかかっているので、長期的にみると心臓病になりそうな雰囲気がありますね。なので、寝室は真っ暗にするのがベストと言えますね~~。
あと、寝室の空気はキレイにするのもお忘れなく☆
【参考文献】
[Light exposure during sleep impairs cardiometabolic function]