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もし、自分の能力を知りたいのなら「恋人」に聞いてみるのが良いんじゃない?

正直なところ、自分のことについては、自分ではよくわからないことが多々あります。

たとえば、人間は往々にして「自分の能力は平均以上はあるだろう!」と思いがちで、誰でも自分の能力を高く見積もってしまうバイアスが存在しています。「実際の能力を知りたい!」と思っていても、自身では判断が難しいことが多いのですが、「恋愛のパートナーの方が能力を適正に判断できるのでは!?」という話があります。

今回は、そのことについて解説していきます。

 

 

恋愛パートナーによる能力の評価

 

これは2022年に出た実験でして、238名の男女(年齢18~45歳)を対象に、少なくとも6ヶ月の恋愛関係にある人のみを選抜して調査がおこなわれました。実験では、参加者全員の知能や創造性、感情的な能力をテストで測定し、さらにそれぞれのパートナーや友人、知人にも協力を要請して、参加者の知能と創造性テストの結果を推測してもらったそうです。

その結果、以下のようなことがわかったそうです。

 

  1. 大体の人は、自身の能力を予測する能力は中程度だった。参加者は自身の能力を過大評価よりも、むしろ過小評価する傾向が強かった。特に、数学的な知能については、自身の能力を正確に判断することができた。
  2. 恋愛中のパートナーは、親友や知人と比較して、測定したすべての領域において、恋愛相手の能力をより正確に予測することができた。

 

つまり、ある個人の能力を正確に判断できる人物は、親友や知人よりも、その個人の恋愛パートナーであるということ。「恋は盲目」ということわざがありますが、実際は割と正確にパートナーの能力を判断できていることが、今回の実験で明らかになったようです。

研究チームによると、

本研究の結果は、友人や恋愛パートナーのような非常に親しい人は、我々の様々な認知・非認知能力について、少なくとも中程度の精度で評価できることを示唆している。また、どちらのタイプの情報源も、我々自身が入手できない自身の能力に関する情報を提供してくれる可能性がある。

つまり、恋愛パートナーは、少なくとも親友や知人以上に自身の能力を理想化することはない。

 

 

少なくとも、恋愛パートナーは、「恋は盲目」になって相手を理想化したり、判断を鈍らせたりすることがないようです。それどころか、自分では判断しにくい「対人関係の能力」については、他の誰よりも精度の高い判断をしてくれるそうな…。

この実験は小規模で、まだまだ深追いした方が良い内容ではあります。
少なくとも、自分の能力を正確に判断するなら「自分以外の人に聞く」のが、より正確かもしれませんね☆

 

 

【参考文献】
[Love is not blind: What romantic partners know about our abilities compared to ourselves, our close friends, and our acquaintances]

 

 

 

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