ビジネスやスポーツなど、自身を成長させる必要があるときは、多分にあるものです。
そんな折、なにやら、自分の成長を爆速させる考え方なるものが存在するらしいです。
その考え方というのは実にシンプルなもので、もし2つないし複数の選択肢があるなら、その中で一番○○なものを選ぶと良い!…っていうもの。
自身の成長のために、どうぞ参考にしていってください♪
積極的な不快感の選択による自身の成長
これは2022年に出たコーネル大学などによる実験でして、557名の参加者に「だるまさんがころんだ」のようなゲームに参加してもらったそうです。その際、参加者を以下の2グループに分け、ゲームの上達レベルを比較していったそうです。
- 「ぎこちなさや不快感などが現れたとき、その感情はゲームが上達している証拠です」と伝える
- 不快感などについては言及せず、通常のゲームの指示を与える(いわゆる対照グループ)
すべてのゲームは動画で撮影され、参加者の上達レベルを評価していったそうです。
その結果、2グループ間にはゲームの上達レベルには明確な差が生じたようで、
- 不快感を追求するように指示された参加者は、より多くの時間を練習に費やし、より多くのリスクを選択した(これは、ゲームにおけるモチベーションがより高かったと考察される)
- 不快感を追求するように指示された参加者ほど、ゲームの目標を達成する傾向が強かった
不快な感情を追求した方がモチベーションが上がり、その分だけ上達速度が向上するということですね!
また、この研究では、計5つのオンライン実験がおこなわれていて、次のようなことがわかったそうです。
- 参加者に「自分が感情的な問題を起こしたことについて、自由に書き出してください」と指示した実験(いわゆる筆記開示)では、「このエクササイズの目的は、不快感を覚えることで、不快な感情はエクササイズが上達している証拠です」と言われた参加者は、そうでないグループと比較して、実験後もエクササイズを継続すると回答する傾向があった。
- その他、Covid-19や銃乱射、反対政党など、ネガティブな問題について書かれた記事を提示し、その際、参加者の半分に「不快になる」よう促したところ、その参加者は、不快感を追求しなかった参加者と比較して、これらの問題について学習するモチベーションがより強化された。
総括すると、多くの人物が「不快感は成長している証である」と思うことで、実際にそのタスクへのモチベーションが向上するようです。
このことについて、研究チームは、
人間は、たびたび「不快感は、目標の追求を中止するサインである」と見なしてしまう。
しかし、実際には、不快感は成長を意味している場合が多い。そして、今回の実験では、我々は不快感を利用することで、重要な目標を達成するための動機づけができることが判明した。不快感を追求するよう指導することで、大体の人物は、タスクへの粘り強さとリスク傾向が増大し、より進歩し、より多くを学習ことができる。
ビジネスやスポーツ、はたまた趣味でも、練習の過程では必ず不快感が生まれるものです。
この感情が生まれた瞬間、自分が成長していると実感していることで、成長がもたらす苦痛に耐えることができるようになるということことです。不快感というものは、実際は自身のスキルアップを実感するよりもはるか以前に訪れるます。
なので、この不快感をポジティブにとらえるのが大切だということですね☆