ダイエッターはもちろん気になる体脂肪、僕も見た目に関して言えば、気にしていないのは嘘になりますね。
そもそも、体脂肪を正確に測ることができるのか!?…ってところで、僕の感性で言えば、バキバキな見た目が気になる次第。厳密な数値は、客観的なデータとして手に入れば良い感じです。今回は、そんな体組成について語っていきます。
どうぞ、参考に♪
体組成計による体脂肪率の実体
まず結論からすると、現段階で体脂肪率を正確に把握することは不可能であるということです。
現在の科学技術では、厳密に体組成を推測する方法はなく、たとえば、一般的な体組成計はBIA法を使ったものがほとんど。この手法での体組成の計測は、精度が非常に低く、参考にするのも怪しいものです。
BIA法とは、電流が体内組織を通過する時間を測定する方法です。
その精度を調査した研究によると、測定の誤差は8%とのこと。これほどまでに誤差が大きいのは、BIAの数値が、あくまでも電流が体内組織を通過した時間による予測でしかないからです。
一般的な企業がBIA法による体組成計を開発するときにあたり、
- メーカーがサンプルを基に、別の方法で体組成を測定する。このとき、最も正確な4C法ではなく、水中体重測定が使われることが多い
- その結果から、自社の体組成計の結果と照合して予測式を作成する。
これによって、体組成計が出来上がります。
しかし、このときに問題なのは、測定の大元となる水中体重測定にも間違いが出やすいところで、最大約6%の誤差生じています。そこからさらにBIA自体の誤差が重なってくるので、正確な数値から激しくかい離していくというわけです。またまたさらにBIA法は筋肉量の測定が不得手で、筋肉が多い人が計測すると、筋肉を脂肪と誤認してしまい、筋肉量も体脂肪率に上乗せいしてしまいます。
あと、クリニックが健康診断で使っているようなDEXAスキャナーも同様、個人誤差が4~5%、最大で10%を超える誤差が発生したりします。DEXAスキャナーは、その性質上組織の厚みを直に測定できなく、2次元のスキャンから3次元の体組成を推定するしかないので、かなり大味の軽装結果が生まれてしまいます…。
なので、体脂肪率という数値は、ほとんどアテになりません。
もし、数値を追いかけたいのなら、
- 健康維持なら、血圧やコレステロール値など、体脂肪率よりも格段に正確な数値を見た方が現実的
- くびれやきんにくなどの見た目を追いかけるなら、それこそ「純粋な客観的な姿」を記録した方が現実的
- スポーツなら、なおさら数値化できるパフォーマンスや達成感を追いかけた方が現実的
と、僕は思いますね☆