実は、情熱には2種類あるのって、知っていました？
ナルシストにも「良いナルシスト」と「悪いナルシスト」があるように、情熱にも「良い情熱」と「悪い情熱」があるのです。今回は、そんな情熱の詳細について解説をしていきます。
どうぞ、参考にしていってください♪
「調和的情熱」と「強迫的情熱」について
ロバート・ヴァレラン博士らがおこなった2003年の調査では、情熱は以下の2種類に分けられるとされています。
- 調和的情熱＝自身が好む活動に参加し、その活動をしている最中はもちろん、その活動を終えた後にも喜びを感じる情熱。このタイプの情熱をもたらす活動に参加すると、より没頭して集中力が高まり、幸福感をもたらす。
- 強迫的情熱＝自身が好む活動への欲求が過度に強力で、自身の制御を超越してしまうタイプの情熱。自分がしていることを好きではいるものの、自身の活動を制御できず、むしろ活動に操られている状態。このタイプの情熱をもたらす活動に参加すると、やがて集中力や幸福度が低下する。
厄介なのが「強迫的情熱」で、たとえば、「課金ゲーが好きすぎてヤバい！」っていうのが典型的でじょうね…。
当たり前ですが、僕らが追求するのは「調和的情熱」です。
自分が持っている情熱についての判断は、研究チームが作ってくれた評価テストでわかります。自分が情熱を持って活動していることを思い描き、以下の各項目について、「1＝全くそう思わない」から「7＝完全にそう思う」までの7段階で回答していきましょう。
■調和的情熱■
- この活動によって、私はさまざまな経験をすることができる。
- この活動で得た新しい発見が、この活動の楽しみをさらに加速させてくれる。
- この活動によって、私は思い出に残る経験ができる。
- この活動は、自分自身の好ましい特性を反映している。
- この活動は、私の人生における他の活動と調和している。
- 私にとって、この情熱はコントロールできるものである。
- 私はこの活動に完全に熱中している。
■強迫的情熱■
- この活動なしでは生きていけないと感じる。
- この活動をせずにはいられないという衝動が強く走る。
- この活動がない生活は想像し難い。
- この活動に感情的に依存していると感じている。
- この活動をしたいという欲求を抑えるのが大変だ。
- この活動に対して、私は強迫観念に近い感情を持っている。
- この活動ができるか否かで、私の気分が左右される。
評価が終わったら、調和的情熱の項目と強迫的情熱の項目の平均点を出しましょう。
それがあなたの「調和的情熱」と「強迫的情熱」のそれぞれのスコアとなります。
自身が持っている情熱の指標にご活用くださいませ☆
【参考文献】
[Les passions de l’ame: on obsessive and harmonious passion]