男性の皆さま…。
薄毛になる前に、しっかりと対策してください!
「髪の毛が多すぎで困ってるんスよぉ~~ww」
みたいな20代前半の人が実際にいたのですが、もう僕は相手にしていません(笑)
もし薄毛になって育毛の依頼があれば対応しますが、そのときは「これが若気の至りか…。」と内心は思うでしょう。
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今回は『薄毛の話』です。
薄毛が僕らのメンタルに、どのような悪影響を及ぼすのかをお伝えします。
発毛にしろ育毛にしろ、若いうちに対策をすれば効果が早めにでます。今は余裕を持っていても、ある日突然、悲劇の始まりがやってくるものです…。
≪Contents≫
薄毛は心理面に大きな負荷がかかる
薄毛になると、心理的なダメージを受けることが分かっています。
1995年にロンドン大学が行なった182人の薄毛に悩む男性を集めた実験によると、薄毛になることによって以下のような精神面のダメージが起こります。
- 自尊心の低下
- うつ状態になりやすくなる
- 外向性の低下
- 神経症的傾向が増加し感情が不安定になる
といった悪影響が起きるということが分かっています。
ロンドン大学が1983年に204人の男性に行なった調査でも、同様のことが分かっています。
薄毛の男性ほどEPQ(性格検査)の点数が悪く、メンタル面でのダメージがかなりあるとのことです。
カリフォルニア大学が204人の薄毛の男性に対して行なった調査では、参加者全体の74%の男性が薄毛になってから精神疾患にかかっていたそうです…。
数々の研究によって、薄毛はメンタルが病んでしまう可能性が高いことがいえます。
さらに、薄毛になるとQOL(Quality of Life)=生活の質も低下します。
ウェールズ大学が薄毛の男性1000人に対して行なった調査によると、薄毛になると同時に、その後138ヶ月間に渡って人生の質が低下していくということが分かっています。これは、他の重篤な病気にかかった人と同様の悪影響です。
薄毛はそのままにしておかず、治療に励んでいった方が自分の人生を明るくするということですね(@_@;)
2005年のバルセロナ大学の研究によると、薄毛になることによって自己の身体イメージが低くなり、内向性も高まって「自分は魅力的な人間ではない…。」という感情にさいなまれてしまうということがわかりました。
他にも、薄毛になることによって心疾患のリスクも高まるということも分かっています。
2013年に東京大学が行ったメタ分析によると、 薄毛の男性はそうでない男性に比べて、32%も心疾患が発症するリスクが高かったということです。
おそらくテストステロンの増加によって、心疾患の確率が上がるという考察があります。
今から始められる薄毛対策の食事術
イタリアのIDI病院による研究で、地中海式食事療法がアンドロゲン性脱毛症(AGA)に効くのか!…という話があります。
この研究は病院ベースの小さなケースコントロール研究(横断研究:ある一定期間内のある集団の罹患率や有病率を調査する方法)なので、データの質としては『まずまず』です。
ですが、普段からできそうなものですので、ここから始めるのが良さげでしょう。
対象者は以下のとおり。
- AGAの影響を受けていない男性104人
- AGA患者108人
対象者の年齢は28〜39才ほどで、BMIも25以下の喫煙歴はほとんどない人たちです。
比較的若い人たちで、食事以外による健康を損ねる行為を取り除いた状態での研究ということです。
結論ですが、AGAの影響を受けていない人ほど『地中海式食事』に近い食事をしていることがわかりました!
年齢や遺伝子などの要素も調整をしたようですが、それでも食事に対するウェイトが大きいことがこの研究では結論付けています。髪の毛には栄養補給が大切ということです。
この研究では、地中海式食事療法のどのあたりが、AGA対策になるのかということを調査されています。
その影響が大きい順番に並べていきます。
- 生野菜
- 新鮮なハーブ(とくにパセリ、セージ、ローズマリー)
- アブラナ科の野菜(ブロッコリーやキャベツなど)
- 加熱調理した野菜(加熱した方が栄養の吸収効率が良いもの)
- 葉物野菜
- トマト
- ニンジン
その一方で、今回の研究では、以下の食材は育毛に関与しないのでは?…とのことです。
- ナッツ類
- フルーツ類
- オリーブオイル
これらは、それほど大きな影響を与えないのではないかという結論が出ました。
サンプル数の問題がありますし、ポリフェロールや栄養が豊富なのは間違いないので、摂っていくのは十分にアリかと思います。
研究者曰く、
新鮮なハーブやサラダといった地中海式ダイエットにふくまれる食材は、AGAのリスクを下げてくれるかもしれない。
数々の研究によって、薄毛は野放しにすることはよろしくないことがわかっています。
科学的に分かっている1部分として、
- 遺伝
- ホルモンバランス
- 栄養不足
というものがあります。
遺伝に関しては、残念ながら諦めるしかありません。植毛など、外科的手術で対応していくことが必要です。
ホルモンバランスですが、主にDTH(デヒトロテストステロン)とT3(甲状腺)ホルモンが影響しているといわれています。毛根がダメージを受けて髪の毛が細くなってしまうパターンです。
そのほか、肥満や糖尿病の人ほど薄毛に悩むことが多く、これはインスリンなどのホルモンバランスが乱れてしまうことが原因とされています。
栄養不足はそのままです。栄養不足のために命に関係する臓器を優先して栄養を行き渡らせるため、髪の毛まで栄養がまわらないのです。
僕の経験ですが、現代人はホルモンバランスの乱れや栄養不足の影響で、薄毛を起こしていると思っています。
単純な思考ですが、
- 睡眠はしっかりとりましょう!
- 必要なビタミンやミネラルをしっかり摂りましょう!
といったところでしょうかね。
もし育毛に注力したい方は、一度、僕のところへお問い合わせください!
セッションにより、あなたに合った育毛法や鍼灸施術でフサフサにしていきます(^-^)
【参考文献】
[Does fortune favour the bald? Psychological correlates of hair loss in males.]
[The effect of hair loss on quality of life.]
[Psychological aspects of hair disease.]
[Male pattern baldness and its association with coronary heart disease: a meta-analysis]