太りやすいかどうかは、いわゆる体質的なものは多少なりあります。
元々の代謝に問題があるのなら仕方ないのですが、しっかりと規則正しい生活をしていれば太ってしまうことは基本的にありません。
「ちゃんと寝ましょう」
「加工食品を避けましょう」
「お菓子やソフトドリンクは控えましょう」
「定期的に運動しましょう」
コレがキチンとできれば、無理なく理想的な体型を維持できるものです。
まあ、それがなかなかできないのが切ないのですけどね(汗)。
今回は『太りやすい人と太りにくい人の性格の違い』について取り上げていきます。
以前のブログに、ビッグファイブの説明のついでに肥満と性格の関係性を書いたので、そちらと一緒に参考にしていってくだせぇ!
肥満と性格の関係性について
参考にしているのは2011年に出た、アメリカ国立衛生研究所の研究です。
研究内容の概要ですが、
- 1,988名の男女を対象にビッグファイブを用いて性格テストをおこなう
- 被験者全員の体型の変遷を50年かけて追跡する
結構な人数を50年もかけていますんで、これはかなり期待できる研究ですよね!
その結果なのですが、太りやすい人というのは『神経症的傾向が高く誠実性が低い=衝動性の高い性格の人』ということがわかったそうです!!
なんでも、衝動性の高い人と低い人とを比較すると、平均10kgも体重が重いとのこと…。
「無性にお菓子がほしくなる!」なんて言う人がいますが、まさにコレです!
急に怒りだしたり、しょっちゅう一目ぼれしたりする人も、大体が衝動性が高かったりしますね。。。
こういう人も、大体は太りやすいですね。
BMIの推移を見ていただけると一目瞭然ですので、どうぞ。
↓ ↓ ↓
具体的には、30代から性格の影響が出てきていますね。
そこから、年齢を重ねていくごとに差が広がっていきます。
衝動性の高い人と言いますけど、イメージしやすいのは『豆腐メンタルですぐにラクをしたがる人』は、ブクブク太っていくということ。
研究者も『神経症的傾向が高く誠実性の低い組み合わせは、誘惑に負けることが多い。自身を制御する能力に欠け、困難やストレスフルな状況に立ち向かう能力も低い。』と、だから太るんだよとメッタ打ちです(泣)。
反対に、この研究から得られたデータによると、誠実性の高い人ほど痩せている傾向があるそうです。
地道にコツコツ努力できるよう、誠実性を高めることから先なのかも…。
研究者は、
『
健康な体重を維持するには、健康的な食事と適度な運動が欠かせなく、これらはコミットメントとセルフコントロールが求められる。
衝動性が高い人には、これらを遂行するのは難しいだろう。
いままでの研究でも、衝動的な人は過食過飲をする傾向があることがわかっている。
これらの行動パターンは、長期的な肥満に結びつく。
』
と語っています。
もちろん、性格のような心理的側面のほか、体質のような生理的側面もあります。
とはいえ、心理的なものなら対処はできるハズなので、メンタルを安定させるなり誠実にことにあたるなりをしていくのが良いですよね。
急には難しいでしょうから、ちょっとしたテクニックを用いて士気を上げていくのもアリかと☆
【参考文献】