世の中の大体はウソばかりで、けっこうなほど嘘つきが多いです。
ここまでくると、これが人間のデフォなんだと実感しています。かくいう僕も、果たして「本物」なのか、怪しいものなんですが…。
兎にも角にも、他者を欺いて搾取をする「詐欺師」には気をつけたいもの。
僕の過去のブログでは、
を書いてきました。
個人的には、こういった話題には敏感で、撲滅していきたいと願っている次第。今の僕にできることといえば、情報を発信していって、被害を未然に防いでいくことです。
どうぞ、今回の知識を参考にしていってください。
≪Contents≫
詐欺の餌食になりやすい人の特徴
これは2021年に出た論文でして、過去におこなわれた詐欺研究を分析していき、「どのような人が詐欺の餌食になりやすいのか?」を導き出したものとなっております。
この論文では、
- 詐欺の被害に遭いやすい人の年齢・性別
- 詐欺の被害に遭いやすい人の性格
- 詐欺師が良く使うテクニック
が公開されています。
それでは、一気に羅列していきましょう。
詐欺の被害に遭いやすい人の年齢・性別
全体的に、高齢者ほど詐欺被害が多いというデータが存在しているが、実際の被害率は中高年層が最も高い。
ただし、年齢については調査によって結果にムラがあるが、これは詐欺師が各年齢層のグループをターゲットにしているからだと推測される。
たとえば、「女性が懸賞詐欺の被害に遭いやすく、男性は外国の宝くじ詐欺の被害に遭いやすい」という調査報告がある。また、「高齢層は投資詐欺の被害に遭いやすく、若年層は在宅ワークやビジネスチャンス詐欺の被害が多い」という調査報告がある。
詐欺の被害に遭いやすい人の性格
詐欺の被害に遭いやすい人の性格でいうのならば、
- 自制心が低い人
- リスクを好んで取る人
- 一般的な認知能力が低い人
- 感情的知能のレベルが低い人
が詐欺の被害に遭いやすいことがわかっている。
このことは、僕の過去のブログでも取り上げたとおりです。これらの要因は、いずれも「複雑な状況で正しい決定・判断をする能力」に影響を与え、低ければ当然、詐欺の被害に遭いやすくなります。
詐欺師が良く使うテクニック
主に「信頼/権威」にまつわるテクニックを使うケースが最も多くみられる。
たとえば、政府(IRSなど)や大企業(Amazon、Walmart、Googleなど)を代表しているように装う、といったパターンがそれにあたる。もう1つの定番パターンでは、「希少性 」にまつわるテクニックが良く使われる。
たとえば、「賞品の数に限りがある」「当選した賞品を受け取る時間が残り少ない」などと持ちかけるパターンがそれである。
また、「サンクコスト効果」を利用するケースも多くみられる。
たとえば、海外の宝くじ詐欺などでは「当選した賞金を獲得するには、追加の支払いが必要です!」といったパターンがそれである。その他のテクニックとしては「利益を誇張する」「被害者が出すコストを低く抑える」「ネガティブな感情に訴える(罪悪感や欲望など)」「ポジティブな感情に訴える(友情など)」なども一定数存在している。
といった感じで、詐欺の被害に遭いやすい人の特徴と詐欺師のテクニックを紹介していきました。
守る手段としては、自分を良く知ったり、人間心理を理解したりするのが良いのかと。詐欺師から自分や身の周りの人を守るには、そういった知識が必要だと、改めて思いますね!