メニュー 閉じる

だまされやすい人かを診断する方法を開発したぞ!…という話

「相手をだましてやろう!」
「嘘をついて相手からお金をとってやろう!」

…と、よからぬことをたくらんでいる人は、どうしても一定数存在してしまいます。
こんな人たちが存在しなくなる、改心してくれるなら良いのですが、現実はそういきません。

なので、嘘に対しては自衛した方が早いものです。。。

 

まずは、己のことを知ることが大切です。

今回は『だまされやすい人かを診断する方法』が開発されていますので、それを紹介していきます。
それを基に、自身や周囲の方がだまされやすい人か否かを知っておきましょう。

自身を守る、守りたい人を守れるようにはしておきたいですね!

 

 

だまされやすさ尺度テストとだまされやすい人の特徴

 

これはマッコーリー大学などがおこなった研究でして、研究者たちいわく「現代では詐欺が横行しているのにもかかわらず、だまされやすい人についての調査がほとんどされていない」とされています。「だまされやすい人」について研究者たちは、以下のような要点を指摘しています。

 

  1. だまされやすさは、疲労や注意散漫といった状況的な要因では説明が難しい
  2. だまされやすい人は、嘘の要請を見抜く、恋愛相手の興味・関心を判断するといったスキルが低い可能性がある
  3. だまされやすい人は、人の機嫌を取ろうと不必要なものを購入する、相手に不要なことまで発現する傾向にある

 

つまり、研究者たちは「だまされやすい人とは、他者の信頼度を判断する能力と、相手の言葉に惑わされない能力に問題があるのでは?」と仮説をたてたわけです。

 

研究チームは、大学生と成人を対象に5つの研究をおこない、12の項目からなる「だまされやすさテスト」を作成しました。

各研究ですが、

 

  • 研究1~3では、探索的および確認的因子分析や、説得力がない、信頼できない相手の手がかりに対する鈍感度合いを確認。
  • 研究4は、詐欺の被害者と懐疑派協会のメンバーという2つの異なるサンプルを使用して、スケールの基準の妥当性を確認。
  • 研究5は、迷惑メールの騙されやすさと自己申告による説得力、および返信の可能性との間に正の関係があるかどうか

 

を見ていき、その精度の検証や改良をおこなっておりまして、その結果「自身のだまされやすさ尺度テスト」が作成され、おおよそのだまされやすい人かを診断できるツールができあがりました。

 

テストは以下のとおりとなっております。
テストを実施する際は、以下の文章についてそれぞれ「1点(まったく当てはまらない)〜7点(完全に当てはまる)で評価してください。

 

  1. 誰かが私をだまそうとしても対処することが得意だ。★
  2. 誰かが私をだまそうとしても、大抵はすぐに気づくことができる。★
  3. 誰かが私をだまそうとしていても、対処することがかなり苦手だ。
  4. 誰かが私をからかっているときは、すぐに気づくことができる。★
  5. 誰かが私をだまそうとしているときは、大抵はそれに気づくのに時間がかかる。
  6. 誰かが私を操ろうとしているときに、そのサインを読み取るのが得意ではない。
  7. 家族は私のことを詐欺師の狙いの的だと思っている。
  8. 詐欺に騙されそうな人がいるとすれば、それは私のことである。
  9. 友人は、私が簡単にだまされると思っている。
  10. 全体的に私は、かなり他人に操られやすい。
  11. 人は私のことを、少しだまさやすい人間だと思っている。
  12. 私は平均的な人より、だまされやすいと思う。

 

採点が終了しましたら、★マークがついた質問の点数を反転させてください(たとえば、1点なら7点、3点なら5点…など)。そのうえで、以下のように判断していきます。

 

  1. 信用への鈍感さ:1〜6問目の合計で判断します。この数値が高い人ほど、相手が信用すべき人間かを気にしない傾向がある。
  2. 説得されやすさ: 7〜12問目の合計で判断します。この数値が高い人ほど、相手の説得に対してすぐ応じてしまいやすい傾向がある。

 

この研究における参加者の平均スコアですが、「信用への鈍感さ」が18〜19点、「説得されやすさ」が16〜17点でとのこと。この2つの尺度が22〜23点以上だった人は、いつもよりも嘘や詐欺などに警戒したほうがいいかもしれません。

 

だまされやすさの根幹ともいえる要因ですが、この研究チームがテストの精度確認の際に行った作業を見てみますと、どうやら『だまされやすい人は社会的知性が低い』という傾向がみられたそうです!

社会的知性とは、

 

  • 他者の視点に立つ
  • 相手の思考や感情を読み取る

 

などといった、コミュニケーションスキルにも強く影響する能力です。
簡単に言ってしまうと、だまされやすい人は「本当の自分を熟知していない、他人を知る能力が低い」可能性があるかもしれません。

 

 

 

 

毎度おなじみの決まり文句ですが、これはあくまで英語圏で作成されたテストです。

文化や慣習が違う日本でも、どれくらい対応できるかは判断できません。
とはいえ、社会的知性とだまされやすさには関係あるかもしれません。なにせ、自身の力量がわかっていれば「君子危うきに近寄らず」ができますし、相手の気持ちを推し量ることができれば「こいつ、自分のことをだまそうとしてるなぁ~~…。」と判断できますからね。

自分がだまされやすい人だと感じているにしてもそうでないにしても、「なにか変なところはないかな?」と自身にクリティカルシンキングをする習慣を持つ方が無難でしょうね

 

 

【参考文献】
[I Should Have Known Better: Development of a Self-Report Measure of Gullibility]

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。