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オメガ3脂肪酸がアンチエイジングの役に立つ!?…な話

オメガ3脂肪酸が健康に良いのは、もはや常識。
魚の油がそれであることが有名ですね。

今回は「オメガ3脂肪酸がアンチエイジングに役に立つかもしれない!?」な話がありますので、それをご紹介していきます。僕なんか、完全に意識していく必要がある歳なもんで、軽視できなくなっております(笑)

どうぞ、参考に♪

 

 

オメガ3脂肪酸がテロメアの劣化を防止する

 

これは2022年に出た、ポーランド科学アカデミー遺伝学・動物バイオテクノロジー研究所などの調査です。

研究チームは、過去に行われた7つの観察研究を調査し、そのうえで4つのRCTを実施しました。すべてをまとめて、以下のような知見をピックアップしてくれております。それらすべてまとめた結果、オメガ3脂肪酸がテロメアの劣化を防止することがわかったそうです!

 

テロメアとは染色体の両端にある保護膜でして、老化するにつれて短くなる傾向があります。
これが短くなると、細胞が複製される際、細胞の染色体が互いに融合してしまう、またガンが発生しやすくなります。テロメアは酸化ストレスや炎症の影響を強く受けるので、野菜や運動といった健康的な生活習慣を送ることで修正することが可能です。その点で言うのならば、オメガ3脂肪酸は抗炎症作用が大きいため、テロメアの劣化を防ぐのは納得のいく作用ですね。

しかし、研究チームがおこなった調査では、効果にムラがありました
母親とその乳児、慢性腎不全患者、軽度認知障害の高齢者、健康で太り気味の中年および高齢者など、さまざまな人々を対象にした4つの試験を実施したのですが、1日1~4gのオメガ3脂肪酸を飲んでもらったところ、効果が期待できると思われる結果もあれば、効果が確認されなかったという結果もありました。

このように効果にムラが起きる理由は不明ですが、オメガ3脂肪酸の種類、由来、投与量、投与のタイミング、被験者の健康状態などで効果に差が生じてしまう可能性があるかもしれません。実際、「オメガ3脂肪酸の過剰摂取は老化を加速させてしまう」というデータもあるため、摂取の際には注意が必要です。

しかしながら、研究チームの意見としては

オメガ3脂肪酸を使用することでテロメアの減少を抑え、その結果、早期老化に対抗し、加齢性疾患リスクの低下には、大きな期待を持っている。

 

 

この研究はサンプルサイズが小さく、研究で主に使用されている白血球のテロメア長は、他の組織のテロメア長とは異なる可能性もあるため、今後の研究次第で良い結論に至るかもしれません。

注意点としてはオメガ3脂肪酸は酸化しやすく、市販のサプリでは酸化している可能性が非常に高いです。なので、基本的に食べ物から摂取することを推奨しております☆

 

 

【参考文献】
[Effect of Omega-3 Fatty Acids on Telomeres—Are They the Elixir of Youth?]

 

 

 

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