「コーヒーは健康に良い!」というのは常識。
といったことを、僕の過去のブログでも紹介しています。
今回ですが、コーヒーは健康に良いのはわかるけど、「インスタント」でも大丈夫なの?っていうところを掘り下げていきます。コーヒーと言っても、豆から挽いたものやカフェインレス、インスタントとあって、各々が均一の健康効果があるのかが不明なところです。
どうぞ、参考にしていってください♪
コーヒーの種類による健康効果の違い
これは2022年に出た試験でして、英国のバイオバンクを使ってコーヒーの種類による健康効果の違いを調査していきました。
内容ですが、心血管の病気疾患のない449,563名の男女(年齢の中央値は58歳)を対象に、「毎日何杯のコーヒーを飲んでいますか?」や「普段飲んでいるコーヒーの種類は何ですか?」などを尋ねていきます。そうしたうえで、対象者全員の健康状態をおよそ12年ほど追跡していきました。
結果をおおまかにまとめますと、
- 豆から挽いたコーヒー、インスタント、カフェインレスという3種類のコーヒーは、いずれも心血管疾患や脳卒中のリスクを低下させる効果があった
- すべてのタイプのコーヒーは、あらゆる原因による死亡の減少につながっていた。
- 不整脈リスクを低下させたのは、豆から挽いたコーヒーとインスタントコーヒーのみで、カフェインレスコーヒーでは不整脈リスクは低下しなかった。
詳細を見ていくと、
- 1日に2~3杯のコーヒーを飲む人は、コーヒーを飲まない人と比較して早期死亡の減少が最も大きくなった。
- 豆から挽いたコーヒーを飲むと死亡リスクが27%低下し、カフェインレスは14%、インスタントコーヒーは11%ずつ低下した。
- 心血管疾患や脳卒中のリスク低下については、1日に2〜3杯の挽き豆コーヒーを飲むと20%低下し、同量のカフェインレスコーヒーでは6%、インスタントコーヒーでは9%低下した。
効果を見ていくと、基本的にどんなコーヒーでもちゃんと効果はあるようだけど、豆から挽いたカフェイン入りのコーヒーが一番効果がありそうですね。一時期は「カフェインレスコーヒーは効果がないのでは?」と言われたこともありましたが、不整脈リスクは下げられないものの、カフェインを気にしている人も、カフェインレスでも問題はない感じ。
注意点としては、あくまでコーヒーの消費量は自己申告なところ。
コーヒーを飲むと健康になるのか、それとも、健康な人がコーヒーを飲んでいるだけかはわかりませんからね。過去のデータからコーヒーが健康に良い可能性はかなり高いようですが、まだまだ完全な結論には至っていません。
僕個人としては、コーヒーは飲んでいきたいものです☆