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「バズるコンテンツの特徴がコレだ!」…という研究があるのでご紹介します

今回は、SNSなどをバズらせる必要にある方々向けの情報かと思います。

なんでも、研究によってバズるコンテンツの特徴なるものがわかったようでして、人間が魅力的に思える方法があるようです。参考にしている研究は、マインドコントロール研究の専門家によるもので、「人間がのめり込んでしまうコンテンツの特徴」を追究していったものとなっております。

マーケティングには、大いに活用したいものです!

 

 

人間が魅力的に感じるコンテンツの特徴

 

これは2021年に出たペンシルバニア大学ウォートン校の研究でして、主筆はジョーナ・バーガー博士となっております。

この調査は、研究チームが32,085のオンライン記事と4,118の映画を分析したもので、コンテンツが引き出す感情のボラティリティを調査していったそうです。
この「ボラティリティ」とは、金融取引で使われる言葉でして、一般的には株価や通貨の値動きの変動率を意味しています。この研究では、コンテンツに対する感情の変動(ポジティブからネガティブへ変化する頻度や量)を意味してます。

たとえば、ひとつのニュースのなかで絶望的な情報と希望あふれる情報が交互に出てくるなど、感情が次々と揺れ動くコンテンツほど「ボラティリティが高い」とみなしているそうです。

 

調査の結果ですが、

 

  1. コンテンツのボラティリティが高くなるにつれて、より魅力的で好まれやすい印象にある
  2. 映画の場合、ボラティリティが31.75%上昇すると、IMDbの評価が1ポイント上昇し、チケット売上が増加する(この効果はスリラーやミステリーなどのジャンルで最も強い傾向にあり、ドキュメンタリーやロマンス映画では最も弱い傾向にある)。
  3. オンラインコンテンツでは、ボラティリティが1単位増加すると、読者が次の段落に進む確率が4.23%高くなる。

 

なんとなくご理解できるかと思うのですが、提供される側の感情をドンドン揺れ動かすコンテンツほど、「これは面白いコンテンツ!」や「最後まで楽しみたい!」という気持ちになるそうです。

この研究で取り上げられた「ポジティブな要素」については、「笑い」や「幸福」、「愛」などが代表的で、「ネガティブな要素」については、「テロリスト」や「暴力」、「殺人」などだそうです。このような要素でコンテンツの感情の起伏を広げることで、コンテンツを魅力的にすることができるようですね!

物語を伝えることは、人間の心理をつかむコツとして重要ですが、これに感情の揺れ幅をつけることが大事。これは、ビジネスにしてもSNSにしてもなんにしても、絶対に有効な方法です。

 

注意点ですが、この研究は、映画の字幕テキストしか分析していないということ。

視覚的な情報(役者の表情やアクションシーンなど)を考慮すると、もっと異なる結果が確認される可能性があります。また、ボラティリティが高すぎる場合、もしかすると逆効果になる可能性があります。ボラティリティが高いことによる恩恵の限界点も不明ですので、やたらと感情を振り回すのはいかがなものかと思います。

とはいえ、単調なコンテンツは退屈なのは確かなので、興味を持ってもらえるよう、感情をしっかりと動かしていきたいものです☆

 

 

【参考文献】
[What Makes Content Engaging? How Emotional Dynamics Shape Success]

 

 

 

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