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細胞を若返らせるのに効率の良い運動法がコチラ!

運動が健康のためになるのは、当たり前過ぎて言うまでもない感じ。
アンチエイジングのためにも、運動をすることは強く推奨しております。

それでもって、今回は「細胞を若返らせるのに効率の良い運動法」について解説していきます。
運動法は大まかに3種類ありまして、

 

  1. 有酸素運動(ジョギングやダンスなど)
  2. 無酸素運動(筋トレやダッシュなど)
  3. 有酸素運動 + 無酸素運動(HIITなど)

 

大体が、上記の3つに分類できるかと思います。
雑に言ってしまうと「目的意識を持って運動すること!」で終わってしまうのですが、こと「細胞を若く長く保つのに有効な運動法は?」っていうところをピックアップしていきます!

 

 

テロメアに影響を与える運動法

 

これは2018年に公開された研究で、124名の男女を26週間かけて追跡調査したものとなっております。
参加者全員に1回45分間の運動を週3回のペースでおこなうよう指導していますが、その際に、全体を4つのグループにわけています。

 

  1. 有酸素運動グループ(ランニングし続ける)
  2. HIITグループ(4×4のインターバルプログラム)
  3. 筋トレグループ(8種類のマシンを使った筋トレ)
  4. コントロールグループ(=全く運動しない)

 

26週間後に全員のテロメアの状態をチェックします。
テロメアとは、染色体の末端にある保護膜のようなものです。テロメアは歳を取るごとに縮むことが分かっていて、テロメアが長い高齢者は、短い高齢者ほど血管の老化が進行しないそうです。基本的に、テロメアの長さは老化の指標になるとされています。

 

結果ですが、

 

  1. コントロールグループと筋トレグループは、テロメアの長さに変化はなかった。
  2. 有酸素運動とHIITのグループは、テロメアの長さが「2倍」伸張した。さらに、この2グループは、テロメラーゼの活性も高くなった。

 

そういったことで、有酸素運動とHIITはテロメアを伸ばす働きがあると推測されます。
もちろんですが、この研究だけで「筋トレはアンチエイジングにならない!」というは言えません。あくまでも、この研究で伝えたいことは、有酸素運動によってテロメアが伸び、これが血管の改善に有効かもしれない!…っていう話です。

また、この研究では、「運動経験がない中高年の参加者でもテロメアが伸張した」と報告しています。
なので、何歳からでもテロメアを伸ばすことができ、若返ることができるみたいです。「アンチエイジングのためにも、運動を始めようかな?」という方は、

 

  1. まずはウォーキングなどの軽い有酸素運動から始める
  2. 慣れてきたら負荷を上げていく
  3. 筋トレも導入していく

 

が良いんじゃないかな?

 

 

【参考文献】
[Exercise, telomerase activity, and cardiovascular disease prevention]

 

 

 

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