雰囲気的に、早朝でさわやかに運動している人って、なんとなく健康になれそうな感じですよね。
運動をすれば健康になれるのは当たり前ですが、朝に運動すれば、より一層健康になれるのだそうです。では、なぜ、朝に運動をすると、より健康リスクが低下するのか?
今回は、その理由について深掘りして参ります♪
朝に運動をすると健康リスクが低下する理由
これは2026年に出た観察研究で、All of Us Research Programの 14,489 名の参加者から得られた分単位の心拍数データ(Fitbitによる)を利用して、1 年間の運動習慣のタイミングと健康状態を評価していったものとなっております。調査内容を大まかにまとめますと、
- 心拍数が15分以上上昇したタイミングを「運動」と定義する
- 運動をするタイミングごとにグループ分けをする
- 高血圧や肥満、糖尿病などのリスクを比較していく
という感じで分析していったそうです。
結果なのですが、運動のタイミング別に見ていきますと、朝(特に7~8時が顕著)の時間帯に運動することで以下の効果があるそうです。
- 肥満:35%低下する
- 冠動脈疾患:31%低下する
- 2型糖尿病:30%低下する
- 高コレステロール値:21%低下する
- 高血圧:18%低下する
どうやら、運動するタイミングによって、明確な差が現れるようです。驚くことに、この結果で押さえておきたい点は、“運動量はまったく関係ない”ということ。すなわち、運動によって得られる健康は、「運動した量」だけではなく「運動した時間帯」も大きく関わってくるということです。
このような結果になった理由につきましては、次のような考察があります。
- サーカディアンリズム(概日リズム):人体は時間帯によってパフォーマンスが変化するものの、特に朝はコルチゾール(覚醒ホルモン)がピークになり、代謝が働くタイミングと重なりますので、運動との相乗効果が起きた可能性がある。
- ルーティーン(行動週間):朝に運動する人は夜更かしせず、間食が少ない傾向もあるので、朝の運動そのものの効果よりも、朝に運動をする習慣が健康に良い可能性がある。
- 睡眠の質:夜遅くの運動は、交感神経が刺激され睡眠の質が低下する可能性があり、朝に運動をした方がそのリスクを回避できる可能性がある。
そもそも論として、朝から活動的な人は健康的なのは当然としか言いようがない気がします。
僕は朝に運動する派の人間なものの、仕事が入る時間帯的に不可能なときもあります。なので、できるだけ朝に運動をするのだけど、「出来ないなら出来ないで仕方がない」という心持の方が現実的だと思います。あと、朝に運動をすると仕事の効率が上がるというデータもありますので、そんなガッツリ運動をせずとも、エンジンをかけるつもりで、軽い運動をするくらいでもいいのでしょうね。
いずれにせよ、運動をする習慣は大切です☆
【参考文献】
[Cardiometabolic health and the timing of habitual exercise in the All of Us Research Program]