メニュー 閉じる

もし保険がない場合の『医療費』はどれくらいかかるのか?

今回は、医療費のお話をしていきます。
日本では、まだ保険診療で治療が受けられますが、アメリカでは、完全に自由診療(自費)で治療を受けることになります。

 

「日本って、安く医療が受けられるからいいよねぇ~~。」

 

と楽天的に捉えている方が一定数います。
残念ながら、保険という制度があるからこそ、安価で医療を受けられるにすぎません。本来ならば、医療というものは高価なものでして、それこそ、富裕層の人たちしか受けられないものです。

僕の鍼灸施術の値段を見て「高いよぉ~、安くできないの??」という交渉をする人がいますが、ハッキリ言って安いくらいです。実際に保険証なしで病院に行ってみると、そのあまりにも高い金額を実感することができます。

 

ですので、健康というものを蔑ろにすると、医療費によって自己破産をする結末を迎えることになります。
特に日本人は、諸外国と比べてヘルスリテラシーが低すぎることが分かっています。

では、実際のところ、医療費はどれくらいかかるのでしょうか?
日本は現在、医療費問題を抱えていてますので、いずれは完全自費の時代が到来する可能性があります。アメリカの医療費を例に、完全自費になるとどうなってしまうのかを解き明かしていきましょう。

 

 

実際は高額なアメリカの医療費

 

2016年10月に外務省が公表した世界の医療事情をお伝えします。
ニューヨーク市マンハッタン区の医療費について述べた内容をもとに書いております。

 

まず第一に、アメリカの医療費は非常に高額です!
その中でも、ニューヨーク市マンハッタン区の医療費は、同区外の2~3倍ともいわれています。
基本的な医療費は、以下のとおりとなっています。。。

 

  • 一般の初診料:150ドル~300ドル(約15,000~30,000円)
  • 専門医の受診:200ドル~500ドル(約20,000~50,000円)

 

診てもらうだけでも、これくらいかかるものなのです。
入院するとなると、室料だけで1日数千ドルの請求を受けることになります。日本のホテルのスイートルームの3倍以上の価格です(@_@;)

 

 

  1. 急性虫垂炎で入院し手術後腹膜炎を併発したケース(8日入院)は7万ドル(約7,000,000円)
  2. 上腕骨骨折で入院手術(1日入院)は1万5千ドル(約1,500,000円)
  3. 貧血による入院(2日入院、保存療法施行)で2万ドル(約2,000,000円)
  4. 自然気胸のドレナージ処置(6日入院、手術無し)で8万ドル(約8,000,000円)

 

 

これらの請求が実際にされています。
治療費は、診察料、施設利用料、血液検査代、画像検査代、薬品代などとそれぞれ別個に請求されるので注意する必要があります。つまり、ちょっとでも油断してケガや病気をしようものなら、300万円は軽く財布から出ていき、ヘタをすると1000万円が一気になくなることだってあるのです!

なので、健康をおろそかにしているなら、1度のケガや病気で家計が崩壊することを覚悟してください。。。

 

 

 

うかつに風邪をひけない現状

 

余談として、外務省のアドバイスでは以下のことを述べています。

高額な医療費に対しては、渡航後に当地の医療保険に加入するか、渡航前に十分な補償額の海外旅行傷害保険(100%カバー)に加入して備えておく必要があるそうです。100%カバーの保険に加入していれば、キャッシュレスで受診することが可能なこともあり、また保険会社が医療費を病院側と交渉してディスカウントする可能性もあります。

 

もし、海外旅行をしているとき、病気やケガの程度次第では、チケットや宿泊といった渡航費を破棄してでも、日本に帰ってから診療を受けた方が安上がりになることがあります。
また、実際に当地で治療を受ける前には、加入の海外旅行傷害保険会社に事故速報の連絡を入れて、医療機関名のみならず、当地での治療の要否についてもアドバイスを求めてから受診すると良いとのことです。

このことから、保険制度のない外国は簡単に風邪なんてひけませんし、インフルエンザ“ごとき”では、病院にはいかないのです。その点、日本は保険制度があるから恵まれていますが、その制度もいつなくなるかはわかりません。

 

 

 

アメリカでは代替医療による予防が一般的

 

アメリカでは1990年代に入った段階で、国民の西洋医療離れが進行しています。
1993年にアイゼンバーグ博士(ハーバード大学)らが調査したところによりますと、アメリカ国民の3人に1人が西洋医療以外の医療(代替医療)を受けていることが明らかになっています。

理由としては、まずアメリカ国民の15%が無保険者のため、西洋医療だと高額の医療費が請求されるということが挙げられています。前述のとおり、実際に1度のケガや病気によって家計が崩壊しますので、簡単には病気やケガができませんから当然です。

 

代替医療とは、カイロ プラクティック、ハーブ(薬草)療法、栄養療法、漢方、鍼灸、マッサージ、ヨガ、バイオフィードバック、精神療法などを指します。実際、アメリカ人の2/3は、少なくとも1種類の代替医療を受けたことがあるそうです。

それほどに医療というものは高額なもので、健康であり続けないと、自身や家族の経済状況が破綻していきます。

 

出所が不明ながら、僕はこの意見は賛成ですので、敢えて紹介します。
とあるアメリカ医師は以下のことを述べています。

 

なあ、君ら日本人は不思議な民族だよね。
高いお金を払ってわざわざ人間ドックで病気を探しに行ったり、病気になった後のことには果てしなくお金をつぎ込むのに、病気にならないようにするためにはほとんどお金を使わないんだからね。

 

 

 

 

日本は医療費問題に揺れています。
今後、日本の医療も完全自費の時代に突入する可能性が十分あります。

 

「日本に限ってそんなことはないだろうwww」

 

と思う人もいるのでしょう。
では、そうならない根拠はどこにあるのでしょうか?

 

どうせお金を使うのなら、ケガや病気にならないようにお金を使い、老衰死するまで楽しく生きていた方が楽しいはずです。皆さんも、ケガや病気にならないようにお金を使う方が、病床で大金を使うよりも安上がりですし、自分のやりたいことにお金を使えます。

そのためにも、鍼灸などで自己管理をしていきましょう!!
公式LINE@がありますので、どうぞ登録をして、施術予約やご相談ください(●^o^●)

 

 

【参考文献】
[外務省:世界の医療事情 アメリカ合衆国(ニューヨーク)]

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です