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あらゆる健康法に潜む甘い誘惑

世の中には、いろいろな健康法がありますねぇ~~…。
というのも、「○○健康法」というものが紹介されれば、それが流行になったものもあります。

たとえば、納豆はもともと健康に良いのはわかっていたはずなのに、テレビで紹介されただけで売り切れになるとか、です。一体、あれは何なんですかね(ーー゛)
始めから納豆を食べていればいいのに、、、。

 

「○○で痩せました~~!」

「□□はオススメの健康法です♪」

 

こんな感じでメディアに取り上げられてから動くなんて、なんだかなぁ~~…。
なかには「んっ??」というものがあるのですが、それでも、結果として健康になれれば良しというものです(本当に健康になっていれば、ですが笑)。

 

では、健康になったとして、その後はどうでしょう…。
ちゃんと健康を維持できていますか??
ダイエットが上手くいったのに、ちょっとした油断によって見事にリバウンドをしてしまった。
そんな経験をお持ちの方がいるかと思います。

 

今回お話することは、いろんな健康法・療法の裏に潜んでいることについてです。
特定の方法のデメリットではなく、みなさんのメンタルに潜んでいる危険性についてです。きっと、どこか心当たりがあるのかと思います。

 

 

前置きとしてお話すること

 

お伝えしたいことの前置きとして、「なぜジムに行くことが、むしろ太ってしまうのか?」という研究をご紹介します。
結論からいいますと、ジムを訪れるたびに約40%の人がわずか300カロリーしか消費しないうえ、すぐに高カロリーの軽食を摂取して太ってしまうということです。

英国の大手ダイエット会社FORZA Supplementsが実施したこの調査では、ジムを訪れた人はトレーニング後に自分自身を「治療」、つまり消費したカロリーを取り戻そうしていたとのことです。

詳しく見ていきますと、

 

  1. ジムに通っている人の26%はエクササイズをしても太ってしまい、46%は現状維持でやせなかった。
  2. 39%のジムユーザーは一回のエクササイズでわずか300カロリーほどしか消費していない。
  3. ジムに行ったという事実で満足し、結局その後で食い過ぎてしまう。
  4. ジムのあとの「ごほうび」と称してお酒を飲んでしまう。
  5. 運動は食欲をアップさせるため、結局摂取カロリーが増えてしまう。

 

つまり、ジムに行った・運動をしたという安心感・満足感・免罪符によって、むしろ余計に食べ過ぎて太ってしまう・健康を損ねてしまうということです。

減量のために始めたジム通いも、結局はたくさん飲み食いしたいための口実に転換されてしまったということ!
余計太ってしまうし、余計な出費になったし、良いことがない…(汗)

 

 

 

ガンバッた自分へのご褒美がアダとなる

 

ジムでたくさん運動したから、そんなガンバッた自分へのご褒美を与えてしまう。
ここに『モラルハザード』に似た心理が隠されているのではないかということです。

 

モラルハザードとは、本来は保険業界で使われている用語で、「保険によって事故や病気が補償されている」という考えが染みつき、被保険者のリスク回避や注意義務が阻害されるという現象を指している言葉です。日本人が健康に対して希薄なのも、ヘルスリテラシーが低いのも、医療は安く受けられるものだと思っているのも、このモラルハザードが原因です。

ちなみに、モラルハザードで健康を甘く見ていると、手痛い出費が発生しますので、どうかお気をつけて下さい。
↓  ↓  ↓

もし保険がない場合、【医療費】はどれくらいかかるのか

 

 

僕が用意しているプログラムの中には、「アンチエイジング」や「育毛」といったものがあります(もちろん他にもありますし、ご相談によって様々なプログラムを用意します♪)。

アンチエイジングならファスティングもおこないますが、「3日前に断食したから痩せやすくなっているはずだし、たくさん飲み食いしてもいいよな!」となって過食多飲するといった行動を取るということです。育毛プログラム中でも、「亜鉛サプリをしっかり飲んでいるし、ちゃんと運動しているから多少夜更かししても大丈夫だろう笑」と、相殺するような行動を取るということが起こります。

 

せっかくの健康法も、効果を相殺する・成功後に怠惰な行動をしてしまうと機能しません。

上手く習慣化することができなかったがために、結果として不健康になってはもったいないです。
人間の意志力には限界がありますので、習慣化まで染みつかせるところまではもっていきたものです。

 

 

 

失ったものを補う心理

 

2013年のコロラド大学の研究で、減量を目的とした運動プログラムを実施した被験者を観察して、そのときに消費したカロリーを補うための行動をとることが分かっています。
消費したカロリー分を食べる以外にも、たとえば日常生活の中で、普段は階段を利用しているのに、運動をした日はエレベーターを利用するといったことです。

 

これらのことを心理学的に『代償行動』と呼んでおり、言葉の通り、何かを失ったときに、ほかのことやもので失ったものを補うことを意味しています。人間の行動として、意志以外の部分で、心身が自然と調整しようとしているのかもしれません。

 

 

 

甘い誘惑への対策

 

僕のアンチエイジングや育毛などのプログラム中では、モラルハザードによって相殺し合うことを徹底して対処していきます。

モラルハザードは効果を半減または逆効果を起こしてしまいます。そういったことを起きぬよう、私がプログラムを実施する際は、モラルハザードによるものに関する契約は徹底しているところです。

 

健康法・療法に関するモラルハザード対策の1つとしては、『準備期間を設ける』ことからはじめていきます。

人間の意志力は、残念ながらそれほど強力ではありません。ですので、まずは準備期間を設けて、健康法やプログラムに取り組める習慣作りから始めていきます。そこで習慣を作り上げていくことにより、自分の行動がごく自然のことであるようにしていきます。その結果が、モラルハザードを起こしにくくなります。

 

 

 

 

健康法をおこなうことで、むしろ健康への意識が希薄になるという結末を迎えることがあります。
皆が健康に生きられる為の保険制度も、結局は健康への意識を遠のかせることと同じように、僕らがおこなっている健康法がアダになることがあるんです。

そうすることで、僕らは心身を無意識に調整してことがあります。
慣れないことをすると、僕らはストレスを感じ、別のところで均衡を保っているのでしょう…。

 

健康法によるモラルハザードを引き起こさないためにも、いきなり無理はせず、段階を踏んで健康になっていきましょう。

いきなり無理をするから、心身にストレスを受けますし、習慣化していないので長く続かないのです。
徐々に馴らしていって、健康法によるモラルハザードを避けていきましょう!

 

 

【参考文献】

[WHY GOING TO THE GYM COULD MAKE YOU FAT]

[Resistance to exercise-induced weight loss: compensatory behavioral adaptations.]

 

 

 

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