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一流の人と1万時間の実際

今回は、一流になる要因を探っていきます。
健康になるためには、社会的な地位の獲得はあって損はありません。

なので、社会的に健康になる秘訣をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願い致します<m(__)m>

 

外向性と内向性といった性格面については、ビジネス等においてそれほど有利・不利はないかと思います。というより、自分の性分にあった職業に良いだけの話ですし、人間関係も、居心地の良いグループに属すればいいのですからね。

ちなみに、よく誤解される人が一定数いますが、内向的な人というのは『興味・関心が自分に向いていて、自分の価値観に沿って行動をする人』という意味があります。

なので、

 

内向的な人≠内気な人

 

ということです。
よくある日本語の間違いですよね。
姑息とか、情けは人の為ならずとか…。

 

これは話が脱線します流れですので、速やかに本題に入りましょう!!

 

 

内向的な人の方が達人になりやすい

 

まずは、『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』を参考にお話をしていきます。
この本は、成功するために必要な要因が書かれていますので、“デキる”人を目指すなら、参考にはなる内容です。

 

皆さんは「1万時間の法則」をご存知でしょうか??

フロリダ州立大学の心理学者K.アンダース・エリクソン博士が提唱したもので、『特定の分野で一流になるために必要な練習時間』が1万時間とされています。

 

博士は1990年にベルリン音楽アカデミーにてバイオリニストを学ぶ学生に対して、これまで何時間練習したかのアンケート調査を行いました。すると、バイオリンを手にしたタイミングは全員ほぼ同じでしたが、トップクラスの学生は、ほかの学生よりも多くの時間を練習していることがわかったのです。

超一流のバイオリニストに、日常の活動で技量を磨くために最も大切なことはなにかと尋ねたところ、「独りで練習すること」と90%の演奏家が答えたそうです。

 

また、神経学者のダニエル・レヴィティン氏による報告によりますと、バイオリニスト以外でも、作曲家、バスケットボール選手、小説家、チェス、大犯罪者などの分野でも「1万時間の法則」が存在することが判明しています。

レヴィティン氏は、「1万時間より短い時間で世界的レベルに達した例を見つけた調査はない」と述べています。

ちなみに、1万時間の法則を基に、一流になるための時間を年月に換算すると、1日8時間の練習・業務を週5日でおこなう場合、約5年要することになります。
極みをいくのは、かなりの努力が必要なのでしょうねぇ~~…。

 

 

外向的な人との決定的な違い

 

参考にしている本によると、内向的な人の強みとは、『それぞれの専門分野でエキスパートになれる可能性が、外向的な人よりはるかに高い』とのことです。

 

このことを根拠としたものとして、「外向性は個人的な熟練度と負の関係にある」と題する研究があります。
結果を述べますと、「外向的であればあるほど、業績が落ちる」ということですね…。

外向的な人は素晴らしいネットワークから貴重な資源を活用することができる反面、本当に大切なことに時間を使いづらいとのこと。そのために、多くの友人を持つことはメリットがあるものの、自分のことをおろそかにして、注意散漫になっているようです(汗)。

 

さわやかで華やかなイメージのあるアスリートですが、作家でオリンピックの金メダリストであるデビット・へメリー氏によりますと、トップアスリートのほぼ10人に9人が自分のことを内向型だと認識しています。

へメリー氏は以下のように述べています。

「何より顕著な特徴は、トップアスリートの大部分、じつに89%が自分のことを内向的だと思っている点だ。」

「自分は外向的だと感じている者はわずが6%に過ぎず、残りの5%は自分は中間だと思っている。」

 

 

 

すべてに『1万時間の法則』が適用できるわけではない

 

内向的な人は、1つのことに打ち込めるので、一流になれる可能性があるということは言えそうです。
では、あらゆることに1万時間が有効なのか、継続することが一流への近道といえるのかというと、どうやらそうではないというのが、今回の話の続きです。

最初に出した『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』の一部を捕捉する形で、今度は話を続けていきます。

 

『1万時間の法則』ですが、これは厳密には研究に不備があったようです。
というのも、2014年のミシガン州立大学の研究がこの法則を否定しています。

以下が、ハイライトを意訳したものです。

 

  • 専門家のパフォーマンスに関するエリクソンの主張(1万時間の法則)は、実証データによって否定できる。
  • 集中的な練習はエリクソンが主張するほど重要ではない。
  • エリクソンが行った反論には矛盾と間違いがある。
  • 専門家のパフォーマンスに関する研究は、1万時間ではなく「練習以外の何が重要か?」に焦点を当てるべきだ。

 

パフォーマンスの研究において、プロのチェスプレーヤーとプロ音楽家の練習量には個人差がかなりあり、練習量とパフォーマンスの関係性が30%ほどしか説明できないようです。一流になれる要因の残り70%は説明されておらず、一流になるためには、練習以外の他の要因があることが、この研究で明らかになりました。

とあるミュージシャンが20年かけてようやく辿りついたレベルを、たったの2年で辿りついたミュージシャンがいたといった例外もあったりしたようです。
なので、練習量が少なくても一流にはなれることはなれるようです(ーー゛)

 

 

 

各職業と『1万時間の法則』の関係性

 

さらに、1万時間の法則がすべてではないという研究を紹介していきます。
この研究はメタアナリシスですので、信ぴょう性がかなり高い研究です。

 

2014年7月にプリンストン大学が発表した研究で、過去に行われた音楽・ゲーム・勉強・音楽などの研究をメタ分析したものです。分析してわかったことはというと、『思ったよりも練習の影響は小さく、練習はそれほど重要ではない』ということです。

研究者の計算によると、各分野をマスターするために必要な要因のうち、練習の重要性は平均12%ほどのようです…。

 

平均12%というのは各職業を平均したものですので、職業によっては、やっぱり重要だったりします。
対象となった職業の練習の重要性は以下の通りです。

 

  • ゲーム 26%
  • 音楽 21%
  • 勉強 4%
  • 専門職 1%

 

勉強の出来・不出来は、1万時間では埋めることがかなり難しいようです…。
もちろん、「練習に意味はない・重要ではない・する必要はない」というわけではなく、「個人差は練習だけでは説明がつかない」ということです。個人間のスキルの差は、練習だけでは埋めることが難しいと言えます。

これは僕の意見ですので参考程度でいいのですが、ジャンルを見る限りでは、体を動かすものは練習が有効そうです。

 

研究者は以下のように述べています。

「統計的にも理論的にも、集中的な練習は間違いないく重要だしかし、(1万時間の法則の)支持者が主張するほどではない。」

「いま科学者にとって重要なのは、本当にスキルの差をもたらす要素を特定することだ。」

 

 

 

 

今回伝えたいことは、

 

  • 内向的な人の方が1つのことに熱中できるので、一流になりやすい
  • その理由が、『1万時間の法則』が適用しやすいから
  • 練習すること自体は重要だけど、それほどウェイトは占めておらず、他にも一流になれる要因がある

 

ということ。
少なくとも、一流になるためには、練習も重要だけど他の工夫が必要ということです。

 

まず僕らは、練習自体はしてきましょう!!

なんでもすぐ諦めるのは良くありません。
その道で生きていくのなら、その練習は必須ではありますからねぇ~~。

あとは、「ワーキングメモリーを鍛える:物事を見つける処理速度をあげる」「学び始める年齢:やっぱり年齢が若いほど脳の処理能力が早い」が有効だとは言われています。少しでもやってみたいことがあるのなら、すぐにでも挑戦する方がいいですね☆

 

 

【参考文献】

[The Role of Deliberate Practice in the Acquisition of Expert Performance]

[Accounting for expert performance: The devil is in the details]

[Deliberate Practice and Performance in Music, Games, Sports, Education, and Professions: A Meta-Analysis]

 

 

 

 

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