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僕がランニングをオススメしていない7つの理由

2年くらい前までは、45分~1時間くらいはランニングをしていました。
それなりには痩せることができたものの、やたらと疲れが残っていたり、老けた感じがあったりしましたね…。

正直な話、科学的根拠に基づいて、ちゃんとアンチエイジングに取り組んだら、あっけないくらい効果が高かったです(^v^)

 

今回はランニングを中心に、有酸素運動をオススメしない理由をお話をしていきます☆
僕自身はランニングといった有酸素運動をまったくしないわけではないですが、短時間で済ませています。今回の記事を元に、皆さんの体調管理の参考にしていただけると嬉しいです。

ちなみに、お問い合わせから、皆さんとのセッションを受け付けております。
どうぞ、お気軽にお願い致します☆

 

 

長時間ランニングするほど太りやすい体になる

 

2011年にドレスデン工科大学が発表した、持久力アスリート304人を対象にした研究をご紹介します。

彼らの毛髪を検査し、トレーニングや競争的なレースが数カ月続くことによって、どれほどのコルチゾールレベルになっているかということを追跡しました。
この研究により、マラソンやランニングのような有酸素運動は、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが慢性的に上がるということが実証されました。コルチゾールは『ストレスホルモン』といわれており、コルチゾールが多い人は、心臓病やガンに罹りやすく、内臓脂肪がつきやすいことがわかっています。

いわゆる『洋ナシ型の肥満』は、ストレスを多く受けているかもしれませんね。

 

ノースカロライナ大学が2003年に発表された研究でも、長時間の運動が太りやすい体を作ってしまうことを証明しています。
大学の女性運動選手17人を対象に、20週間の運動によって、代謝に関わる『甲状腺ホルモン』や満腹ホルモンである『レプチン』がどのように変化するか調査した内容です。

結果ですが、激しい長時間の運動は、甲状腺ホルモンやレプチンの量は低下することがわかりました。
簡単にいうと、『代謝が下がって脂肪が燃えにくく、お腹がすきやすい』ということです。

 

2008年に国際ジャーナル『Obesity』で発表された論文でも、やっぱり結果は同じです。

ボストン地域の公立学校からの合計538人の学生(ベースライン時の平均年齢= 11.7歳)を対象に、1995年の秋から1997年の春までの間、身長や体重、食物摂取頻度に関するアンケートを用いた食事評価をおこない、テレビやビデオ、読書/宿題や若者の身体活動の測定を含めた人体計測評価をしました。

その結果、長期間の有酸素運動を行っている被験者ほど、消費カロリーよりも平均で100kcal多く摂取する傾向があることがわかりました。ランニングで200kcal消費したのに、その後で300kcal分の食事をしたくなるという結末です

有酸素運動をしたことに満足して食欲を許容、食欲が促進され摂取カロリーが上がってしまうということですねぇ~(+_+)

 

 

 

ランニングをするほど元気がなくなる

 

ノースカロライナ大学が2017年に発表した研究で、対象者はランニング、サイクリングといった、身体的に活動的でハードな有酸素運動をしている男性1077人をオンラインで選抜しました。

調査では、全員の運動メニューや性生活、健康状態などをチェックし、それをふまえた上で、運動の強度と元気レベルの関係をオッズ比で算出した感じです。

そして、以下のようにグループ分けをしました。

 

  1. 毎週の運動が短い~中程度~長時間のグループ
  2. 毎週の運動の強度が軽い~中程度~激しいグループ

 

その結果、毎週の運動が長くて負荷が激しい人ほど元気度は低く、特に有酸素運動が週に10時間を超える人ほど元気度が低かったのです!

ランニングの負荷では、最大酸素摂取量の70%以上から元気度が低くなっています。最大酸素摂取量の70%というのは、心拍数で例えると150程度です。また、初心者ランナーの場合は、もっと低いレベルから悪影響が出る可能性も高いと示唆されています。

 

これはアンケート研究ですので、本当に過度の運動によるものなのかは定かではありません。

この研究で、研究者は過度の運動による疲労と、身体の酷使による『テストステロン(男性ホルモン)』の低下という可能性を有力視しています。

この研究は男性を対象としたものなので、女性に関しては、すみませんが不明です(汗)
女性に関して言いますと、過度のトレーニングによる身体的ストレスが、ホルモンバランスを不均衡にして月経機能障害を引き起こす可能性があることがわかっています。

 

 

 

他にもあるランニングをオススメしない理由

 

上記の2つ以外にも、僕がランニングをオススメしない理由があります。

詳細まで書き上げてしまうと、見る側も僕も疲れますので、簡潔にまとめていきます(笑)
対面で伝える機会はお作りする予定ですので、詳細は、その時にお願い致します。基本的に公式LINE@でイベント情報は公開していきますので、よろしくよろしくお願い致します<m(__)m>

 

 

ランニングは脂肪が燃えにくい

 

ランニングで消費されるのは、脂肪よりも筋肉です!

ダイエットの為にランニングをしている場合、減量が上手くいっているなら、筋肉が落ちている可能性が高いです。

原因は、ランニング中に分泌されるコルチゾールというホルモンが影響します。
コルチゾールは脂肪を溜めて、筋肉を分解してエネルギーにします。なので、筋肉だけが減って脂肪はそのままという、かわいそうな結果になるというわけです。

 

 

ランニングはモラルハザードを引き起こす

 

「運動したから、ちょっとくらい食べても大丈夫だよね!」というマインドに陥ります!

これについては、ランニング以外にもいえますが…。
モラルハザードについては、以前の記事で!

↓  ↓  ↓

あらゆる健康法に潜む甘い誘惑

 

 

ランニングは消費カロリーが低い

 

ランニングの消費カロリーは、以下の通りです。

 

体重(㎏)×距離(㎞)=消費エネルギー(kcal)

 

体重60kgの人が仮に5km走ったとして、60×5=300kcalです。
ちょっとおにぎりのような、軽食を食べた時点で終了です(ーー゛)

女性を対象に行った研究だと、1kgの脂肪を減らすために必要な有酸素運動は平均77時間とのこと…。
ランニングだけで5kg落とそうものなら、 1日1時間毎日走っても、1年はかかります(汗)

 

 

ランニングはケガが多い

 

1992年のレビューによると、ランニングによるケガの発生率は37〜56%だそうで、さらにケガの再発率は20〜70%と、とても高いようです。
わかりやすく説明しますと、コンタクトスポーツであるアメフトの負傷率よりも高いです!

このレビューでは、性別・年齢・ランニングの場所などはケガの発生の無関係とのことです。
あらゆるランナーが、なんらかの原因でケガをしてしまうということです。

 

 

ランニングは炎症の原因になる

 

基本的に、あらゆる運動・エクササイズ・スポーツは、僕らの身体にストレスをかけます。

ストレスを受けると、僕らはコルチゾールを分泌させて炎症を起こします。
そのなかでも、ランニングは長時間に渡りストレスを与えます。これが下で、僕らの身体は慢性的な炎症を起こししてしまいます。

 

 

 

 

以上のことから、僕は個人的にランニングをオススメしていません。

さんざんなことを書いていますが、オススメしない理由は、ダイエットやアンチエイジングなどが目的ならオススメしないということです。持久力向上はもちろんのこと、気分転換などといった目的なら、僕は良いと思っています。

 

健康的かつ時間効率なら、HIITが良いかと思います。

短時間で引き締まったカラダが手に入りますので、僕の場合は、HIITでボディメイクをしています。
けっこうキツイですが、効果を実感していますね☆

 

 

【参考文献】

[Elevated hair cortisol concentrations in endurance athletes.]

[Resting thyroid and leptin hormone changes in women following intense, prolonged exercise training.]

[Total energy intake, adolescent discretionary behaviors and the energy gap]

[Endurance Exercise Training and Male Sexual Libido.]

[Nonprescribed physical activity energy expenditure is maintained with structured exercise and implicates a compensatory increase in energy intake]

[Running injuries. A review of the epidemiological literature.]

 

 

 

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