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恋愛の『高嶺の花作戦』は科学的に見てどれくらい有効なのか?

恋人や配偶者の存在が、人生の幸福につながるのは今や各々の価値観に委ねられていますね…。

当ブログは『健康=幸福』がテーマなもので、こういった話題も取り上げるのが特徴の1つです。
ほぼ毎回のようにいっておかないと、アレコレ言ってきそうなので、何度も説明しているわけなんですが(笑)

わりと久しぶりに書くことになる恋愛ネタですが、今回は『恋愛の「高嶺の花作戦」は科学的に見てどれくらい有効なのか?』について解説していきます。
話のネタにもなりますので、どうぞ楽しんでください♪

 

 

『高嶺の花』の演出の有効性

 

これは2020年に出たIDC(学際的センター)の調査でして、3つの実験によって構成されています。
大まかな実験内容は以下のとおりとなっております。

1つめの実験では、パートナーがいない115名の男女を招集し、チームが用意したアシスタントとメッセンジャーで交流するように指示しました。
その際、全体を2つのグループに分けまして、

 

  1. 簡単に誘いに乗らないグループ:アシスタントが「高嶺の花」を演じる
  2. 簡単に誘いに乗るグループ:アシスタントが「尻の軽い人」を演じる

 

このようなキャラ付けをして、コミュニケーションを取ってもらいました。
その結果、「高嶺の花」キャラと交流した参加者は、他グループよりも相手のことを「すばらしい人」「つきあってみたい」といった高評価をもらうことができたそうです。

 

2つめの実験ですが、パートナーがいない132名の男女を招集し、チームが用意したアシスタントと実際に対面で話すように指示をします。その際、アシスタントと特定の議題について議論するようにお願いをしたそうです(楽しむなら「大人数か少人数のどちらが良いか?」など)。

ここでも、全体を2つのグループに分けまして、

 

  1. 簡単には説得されないグループ:アシスタントが「始めは意見が分かれるが、徐々に参加者に説得されていく」タイプを演じる
  2. 簡単に説得されるグループ:アシスタントが「始めから参加者の意見に説得される」タイプを演じる

 

こちらの実験では、恋愛云々よりも「意見に応じやすいかどうか」によって、人の心理がどのように影響されるかチェックしていったわけです。
その結果、「最初は意見が分かれる」タイプのアシスタントと議論した参加者のほうが「すばらしい」や「つきあってみたい」と高評価をもらえる確率が高かったそうです。

 

最後の3つめの実験ですが、パートナーがいない128名の男女を招集し、チームが用意したアシスタントと実際に対面で話すように指示しました。
その後は基本的に1つめの実験と同様に、アシスタントを「高嶺の花」タイプまたは「尻の軽い」タイプを演じてもらいます。

こちらの実験の結果でも、「高嶺の花」タイプと交流したグループの方が、「近いうちにもっと会いたい」と思いやすく、実際にそのための努力をする傾向があったそうです。

 

 

 

 

この実験の結果について研究者は

容易に誘惑になびかれる人物は、「必死である」という印象を持たれる可能性が高い。
そのため、入手困難な人たちと比較して、「価値が低く魅力的ではない」ように判断されてしまう。我々は皆、より高い価値がある人と付き合いたいと思っているし、つねに最高の取引を希望しているからだ。

とはいえ、あまりにも入手困難な人物を演出すると、一方では「無関心」や「傲慢である」という印象を与えてしまうため、そのあたりの調整は重要だ。

 

ということなので、どうやら「高嶺の花作戦」は科学的に有効である!…ということですね~~。。。
やっぱり、なかなか手に入らないものって追いかけたくなりますから!

当たり前ですが、あまりにも手に入りにくそうなキャラだと、「自分に興味ないんだなぁ」や「なに、この人!」みたいになって離れていくので中庸が大事ですね。この人間の心理は、ビジネスにも応用できるでしょうな。

その点で言うと、「ツンデレ」キャラも有効なんでしょうね☆
個人的には、素直なキャラが好きですが←聞いていない(笑)

 

 

【参考文献】
[No pain, no gain: Perceived partner mate value mediates the desire-inducing effect of being hard to get during online and face-to-face encounters]

 

 

 

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