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相手に喜んでもらいたいときに気をつけるべき『過大評価バイアス』について

本日が「母の日」なもので、プレゼントにまつわる話を…。
去年と同様、当日に書いていたらもう遅いという、同じ轍を踏んでしまっております。

まあ、母の日のギフトを送るタイミングなんて人それぞれなので、ブログの投稿だけでみれば当日の方が良い!…と、自分に言い訳をしています(笑)
あ、過去に書いたプレゼントの投稿はコチラからどうぞ!

今回は、プレゼントやサプライズなどをする際に気をつけるべき『過大評価バイアス』について解説していきます!

 

 

他者の評価や好みを過剰に見積もる『過大評価バイアス』について

 

これは2020年に出たニューヨーク大学の調査でして、17,594名を対象に12の実験をおこなっていったものとなっております。

1つ1つ解説していくと大変なので、要点だけをかいつまんでいきます。
まず序盤におこなわれたいくつかの調査では、参加者に対し、

 

  1. 自分なら最新映画のチケットにどれぐらい支払います?
  2. 他者は同じ最新映画のチケットにどれぐらい支払うと思います?

 

といった質問をしていき、「自分の評価」と「自分が他者に対する評価」との差を比較していきました。
その結果、ほとんどの人が実際よりも『他者は映画を楽しむだろう』と判断したことがわかりました。

この傾向は他の実験(旅行券や健康器具での評価の仕方など)でも同様な現象が起き、どうやら多くの人は他者の喜びを過大評価する傾向にあるようです。

これが『過大評価バイアス』というものです。

 

さらに別の研究では、「過大評価バイアスはネガティブなことを回避する際にも影響するのか?」というところまでチェックしてくれています。

たとえば、

 

  • 徹夜で外出するためにお金を払うか?
  • ハラペーニョ(唐辛子の一種)を3個食べるのを避けるためにお金を支払うか?

 

といったような架空のシナリオを参加者に質問し、同じように「他者はどれぐらい支払うと思うか?」を調査していきました。
結果は先の実験と同様、ほとんどの人が、実際よりも「他者はネガティブな状況を回避するためにお金を支払うだろう」と判断したとのこと。また、多くの人たちは、「自分が同じネガティブな体験をしたとしても、他者よりはネガティブな状態にはならないだろう」と判断したということもわかったそうです。

研究者によると、

社会的コミュニケーションにおいて、我々は頻繁に他者の好みを予測をしなければならない。
自分がオススメする小説を友人は「どれくらい楽しんでもらえるだろうか?」と、こちらがフィードバックをするまで友人はどれくらい待てるだろうか。また、自分が売りに出したい中古のゴルフクラブのセットを、「皆はいくらで買いたいと思うだろうか?」。

このようなシチュエーションにおいて、過大評価バイアスは、重要な意味を持っている。

 

 

 

 

誰かにプレゼントやサプライズなどをするとき、過大評価バイアスはかなり足かせになります。
この研究では過大評価バイアスを減らす方法も調査していまして、

 

  • 明確なデメリットがなければ、バイアスがかからず正確な判断ができる
  • 判断する際、「人間は多種多様な好みと評価方法を持っている」と、そのことについて判断する機会を設けることができれば、過大評価バイアスは減少する

 

たとえば、大金がもらえるなら誰しもが喜びますので、変なバイアスなんてかかる余地がありませんよね?
また、研究者は『我々は他者の好みを理解することはできるが、「もっと別の好みもあるのでは?」といった思考をふくめて全体的に考えてしまう。そのため、明示的にそうすることを強制されない限り、自発的に他者の好みに対して熟慮しようとはしない。』とコメントしています。

プレゼントなどのイベントの際、過大評価バイアスを避けるためには自分を疑っていくのが良いのかと思いますねぇ~~。。。

 

 

【参考文献】
[Overestimating the valuations and preferences of others.]

 

 

 

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