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もしかすると、魚に含まれる水銀は気にしなくても良い!…かも

魚は身体に良い!…というは常識です。
良質な脂があって、適度にタンパク質が摂れるのでオススメの一品ですね♪

ですが、いままでの研究では「魚には水銀が含まれている!」としていて、なんだか怖い一面もありました。
なかでも、食物連鎖の上位にあるマグロなどの大型魚にもなると、水銀の量も多くなります。そういうこともあり、食べ過ぎると心臓病のリスクが高くなるのでは?っていう話がありました。

ところが、どうやら「もしかすると、魚に含まれる水銀は気にしなくても良い!…かも」という研究が出てきたので、今回はそちらをご紹介していきます。

 

 

魚の摂取による人体への影響

 

これはハーバード大学公衆衛生大学院などが行った大規模な調査でして、どういった内容かというと、

 

  1. HPFSという大規模な研究データから男性51,529名、NHSという別のデータから女性121,700名をピックアップ。対象者全員のライフスタイルや食事習慣を調査する
  2. 調査期間中に「心臓病や脳卒中にかかった人」と「心臓病や脳卒中にかからなかった人」を約7000名を選び、足の爪から体内の水銀濃度を測定する

 

なぜ足の爪かというと、足の爪の水銀濃度は長期的に水銀をどれぐらい取り込んだかの良い指標になるから、だそうです。

HPFSとNHSはどちらも大規模な健康調査として有名なデータセットでして、この研究の信ぴょう性はかなりのものだと思います。研究チームも「この2つの異なるデータから得られた今回の大規模な分析は、水銀による曝露が心血管の疾患に影響を与えるかどうかに関する、いままでで最も強力な証拠を示すものだ」と評価しています。

 

この調査の結果ですが、

 

  • 水銀濃度が上位20%に入る人は、爪の水銀の平均値は1グラムあたり0.7マイクログラムだった
  • 水銀濃度が上位10%に入る人は、爪の水銀の平均値は1グラムあたり1.0マイクログラムだった
  • 年齢、性別、その他の心血管疾患リスク要因を調整したところ、水銀濃度と心血管疾患リスクの上昇との間に相関は確認されなかった
  • 水銀濃度が高い人ほど心疾患リスクが下がる傾向も見られたが、これについては水銀が身体に良い影響を与えているわけではなく、魚の摂取によって心疾患リスクが低下した可能性がある
  • 自己申告による魚やオメガ3脂肪酸の摂取量を調整しても、水銀濃度と心血管リスクの上昇との間に相関性は確認されなかった

 

この結果について研究チームは、

今回の結果は、魚を摂取するかを決定する際、水銀による心血管への影響を心配する必要はないことを示唆している。
2010年版のアメリカ食生活指針でも、「推奨される量の様々な魚介類を摂取することによる健康上の利点は、メチル水銀に関連する健康上のリスクを上回る」と結論づけており、ほとんどのアメリカ人は「肉や鶏肉の代わりに魚介類の摂取量と種類を増やすべきである」としている。今回の結果は、この指針を強く支持するものとなった。

ただ、水銀への曝露は、乳幼児期の神経発達など、他の有害な影響を及ぼす可能性があるため、環境中の水銀を削減するための公衆衛生上の努力は継続する必要がある。

 

 

魚の摂取については、水銀が引き起こすデメリットよりも魚の栄養素によるメリットが勝っているって感じですね!
これについては、運動と同じ感覚なんでしょうなぁ。。。

だからといって、子供に関しては大人とは勝手が違い、水銀が子供の神経発達に悪影響を及ぼす可能性は十分にあります。また、妊娠中または妊娠の可能性がある女性は、水銀濃度の高い魚は控えた方が無難でしょう。

 

 

 

 

といったことで、大人の方々はあまり魚の水銀に対して神経質になる必要がないでしょう。
水銀にのリスクより、魚の栄養によるメリットが大きいですからね!

だからといって、魚介類ばかり食べるのではなく、すべての食材を満遍なく食べることが大切です。
1つのものばかり食べると栄養が偏りますんで、計算上問題なくても、何かしらの不調を訴える可能性があります。

何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」なので、中庸を守って、正しい食事をしていきましょう☆

 

 

【参考文献】
[Mercury Exposure and Risk of Cardiovascular Disease in Two U.S. Cohorts]

 

 

 

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