またしても、脳のパフォーマンスに関する話題。
前回は「1日中、脳のパフォーマンスを最大化するならコレをして!」と書いたのですが、今回は脳のスペックを常に最適にするなら、最低限守ってほしい7つのことについて解説していきます
本当に脳の健康のために必要な、シンプルな構成になっている基準なので、皆さんも守ることが可能な内容となっております。どうぞ、参考にしていってください♪
脳を最適化させる「人生のシンプルセブン」について
これは2017年に出たアメリカ心臓協会が発表したレビュー論文です。
過去のデータから信ぴょう性の高いものをピックアップしたもので、「脳機能を維持するために必要な方法」を調査してくれています。そのうえで、脳機能を維持するためのライフスタイルを「人生のシンプルセブン」と称して7つのポイントにまとめてくれました。
アメリカ心臓協会が調査したものなので、血管と脳の働きに焦点を当てたアプローチが中心となっております。
人間の脳は細かい血管の集まっておりますので、当然ながら、血行が悪いなら脳の働きも鈍るわけです。
研究者は、
過去の研究を総括すると、動脈硬化には、ほぼどれも同じ原因がかかわっていることがわかる。
これは、年齢を重ね脳の機能を低下させ、アルツハイマーを引き起こす最大のリスクである。しかし、ここで提唱する「人生のシンプルセブン」というガイダンスを従えば、ただ心臓病や脳卒中を予防できるだけではなく、脳機能の低下も予防することができる。
この「人生のシンプルセブン」とは以下のものを指しています。
- タバコを吸わない
- 運動
- BMI25以下
- 健康的な食事
- 血圧が最大120最低80
- 総コレステロール値200mg/dL以下
- 空腹時血糖100mg/dL
シンプルの名のとおり、本当に単純なことを守るだけのラインナップです。
皆が思い描く健康的な生活を送ることで、自然と頭が悪くなるのを防ぐことができます。
この項目で具体的に表現されていない「健康的な食事」とは、単に「野菜と果物が多い食事」とお考えください。論文内では「DASH食」が一例として出ています。また、地中海式料理もオススメして挙げられているので、このあたりは自身で工夫すると良いのかもしれません。
その一方で、運動に関しては、脳機能に有効な運動量については示されていません。
研究者も「軽い身体活動でも脳の健康を維持するのに十分なのかは不明で、最適な身体活動が年齢によって異なるかも不明である。」とコメントしています。当ブログでは「WHOが定めた健康のために必要な運動量の目安2020年版」を書きましたので、コチラを参考にすると良いかと思っています。
頭が悪くなりたくないのなら、健康的な生活習慣が大切ですぜっ☆