僕も昔、口内炎に悩まされた子供だったもので、できたときには食事が辛いものでした。
口内環境をしっかり整えて、常に美味しい食事をしていきたものですよねぇ~~。。。
さて、身体に棲む細菌というと腸内細菌がイメージしやすいですが、口内にも僕らの身体に良い影響を与える細菌は生息しています。
口内環境によって虫歯や歯肉炎が起きるので、口内細菌を無下にするわけにはいきません。
今回は『お口のケアを考えるなら食事の見直しも有効である説』をお伝えします。
口腔衛生を最適化させる食事法
これは2020年に出たRCTのパイロット研究で、歯肉炎患者14名を対象に、以下のような実験をしたそうです。
- 9名の参加者には、炭水化物が少なく、オメガ3脂肪酸、ビタミンC、ビタミンD、抗酸化物質、食物繊維を多く含む食事をする
- 5名の参加者には、標準的な食事をする
実験期間は6週間で、定期的に唾液と歯垢のサンプルを採取して、口腔内のバクテリアの量を分析していったそうです。
結果なのですが、食生活を変えたグループの以下のバクテリアのレベルが大幅に減少したそうです!
- Streptococcus mitis
- Granulicatella adiacens
- Actinomyces species
- usobacterium species
これらはいずれも口腔内のトラブルにつながるバクテリアで、このレベルが大きく減少するのは成果が大きいもの。
パイロット研究で小規模な実験ですが、質の良い食事がオーラルケアになるのはうれしいものです。
お口の中を清潔にするのも大事ですが、やっぱり基本の食事を見直すのもアリなのかと☆