メニュー 閉じる

あなたの睡眠不足の原因は、もしかすると○○のせい?!

睡眠は、健康の基本中の基本。
過去のブログでも睡眠のことについて取り上げていますので、どうぞ参考にしていってください。たとえば、アスリートや格闘家などは「就寝前の糖質摂取による睡眠の質と運動能力の影響」なんかは、けっこう参考になると思います。

そして、今回は「あなたの睡眠不足の原因は、もしかすると○○のせい?!」と題して、睡眠不足を解消するにあたり、その原因のひとつを突き詰めていきます。こちらも、どうぞ参考にしていってください!

睡眠を軽視すると、健康や人生の成功に悪影響がでますからねぇ…。

 

 

スリープ・リーダーシップと部下の睡眠の質の関係性

 

これはオレゴン健康科学大学などのチームによる研究でして、「スリープ・リーダーシップ」の重要性を説いているものとなっております。睡眠は、部下の健康と幸福、安全性、および職場でのパフォーマンスにとって重要で、スリープ・リーダーシップとは、部下の睡眠の量と質への懸念を示すなど、部下の睡眠を改善することを目的とした上司の行動を示しています。

研究チームは、上司が睡眠に影響するのはストレスだけではない、としていて、主に以下の2つが原因として取り上げています。

 

  1. 寝てない自慢をするタイプの上司(以前に流行った「俺は2.3時間しか寝てないで働いているんだぞ!」の類い)を持ってしまうと、部下は「適切な睡眠時間をとっていてはダメなのか…」と罪悪感を抱かせ、自身の健康を考えないマインドになってしまう
  2. 上司が部下のワークライフバランスをサポートせず、プライベート中にも仕事の連絡を遠慮なくする場合、部下は「常時臨戦態勢状態」のマインドになり、その緊張感のストレスで睡眠の質が下がってしまう。

 

実際のところ、新型コロナで増加した在宅ワークの研究でも、上司による過度の介入が多い会社ほど、在宅ワークのパフォーマンスが低下することが示されています。こういったように、上司の存在は部下の睡眠に大きな影響を与え、研究チームも

家族をサポートしてくれるような上司を持つ部下は、仕事と家庭を両立させる際の時間管理が容易になるだろう。
そして、時間管理が可能になると、部下は規則的な就寝時間を確保でき、時間通りに就寝でき、より長い睡眠ができるようになる。

 

 

現代では、上司が部下の睡眠をサポートをする時代となっているような感じでしょうか…。

 

こういった概要は、あくまでも研究チームによる推測です。
上司のスリープ・リーダーシップが部下の睡眠と深く関係しているかどうかは、未だ解明されていません。そこで研究チームは、アメリカの陸軍国家警備隊で働く従業員から、180名の従業員とその91名の上司を招集し実験をおこなっていきました。対象となった従業員は平均36歳(年齢の幅は20~57歳)で、日中は通常のシフトで勤務し、上司は部下の数歳ほど年上、従業員と同様に現役の軍人としての地位を維持していたそうです。

実験内容ですが、上司には「部下に睡眠の習慣を尋ねることがある」や「就寝せずに働くことがある」といった文章に賛同するかでスリープ・リーダーシップレベルを評価します。部下には、主に「上司のスリープ・リーダーシップをどう思いますか?」といったものを評価してもらいました。

そのうえで、すべての対象者に睡眠モニタリング機器を装着してもらい、21日間の睡眠パターンを記録します。
それに加え、従業員は

 

  • 自身の睡眠衛生状態(「日によって就寝時間が異なる」など)を自己評価
  • 主観的な睡眠の質(「眠りが浅い」や「眠くて仕事が捗らない」など)を自己評価

 

をしてもらい対象者のデータを集計、全てのデータを比較していきます。
その結果、以下のようなことになりました。

 

  1. 上司のスリープ・リーダーシップの評価が高くなるほど、部下たちはより睡眠衛生が良く、睡眠不足による仕事のパフォーマンスが低下するケースが少なかった
  2. ただし、上司のスリープ・リーダーシップと従業員の睡眠時間には相関がなかった(上司のスリープ・リーダーシップが優秀でも睡眠が増加するわけではない)
  3. 上司の睡眠習慣が優秀だと感じている従業員は、より睡眠の質が良く、睡眠関連の障害(日中の疲労感など)が少なかった
  4. 部下のプレッシャーに上司が共感しないなど、問題がある上司を持つ部下は規則正しい就寝時間を確保するのが難しく、日中の感情的な消耗が激しかった

 

というように、いかに上司の姿勢が部下の睡眠の質に影響を与えるかがわかりますね!
もし、

 

  • 自分が上司の場合:自身が率先して睡眠の質を改善を目指し、仕事よりも睡眠を優先する姿勢を見せ、部下に睡眠の重要性を態度で示す
  • 自分が部下の場合:上司のスリープ・リーダーシップが良くない場合、その旨を正直に上司へ伝える。それが不可能なら「自分の睡眠の質は上司の影響を受けている可能性がある」と意識し、仕事に支障が出てないか自己評価する

 

ということを意識していきましょう!

仕事でも勉強でもスポーツでも、睡眠を重要視している人ほどパフォーマンスが高いことがわかっています。
それだけは間違いないので、睡眠を軽視しないように!!

 

 

【参考文献】
[The relationship between leadership support and employee sleep]

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。