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「ストレスが原因で白髪になる!」は果たして本当なのか!?

「フランス革命中に王妃マリー・アントワネットが捕らえられたとき、彼女の髪は一晩で白くなった」という話がありますが、果たしてストレスが原因で白髪になるのでしょうか?

今回は、そんな都市伝説のような話を、データを基に解説していきます。
僕も白髪が多い人間なので、大いに興味があるものです。僕の白髪って、もしかするとストレスが原因だったりして(笑)

どうぞ、よしなに♪

 

 

極度のストレスによる白髪について

 

これは2020年に出たハーバード大学などのチームによる論文でして、研究者の問題意識としては、「ストレスが身体にどのような影響を与えるか?」というポイントです。特に髪と肌に与える影響については皆が気になるところでして、この関係は果たして本当に正しいのかを調べるうえで、髪の色素沈着はとても簡単で扱いやすいとのこと。

研究チームは実験用のマウスを使った実験をおこないまして、まずはマウスたちに痛みをあたえてストレスを与えます。
その後、マウスの毛の色にどのような変化が起きるかをチェックしていきます。それと同時に、マウスのホルモンや神経系の機能も調査していきます。

 

結果なのですが、「急性のストレスによって、確実に白髪が増加する」ことがわかったそうです!

その機序なのですが、ストレスで白髪が増えるのは、自律神経が脅威を感じた影響でノルエピネフリン濃度が増加し、そのせいで毛包の色素再生能力が失われるからなのだそうです。また、ストレスホルモンであるコルチゾールは、白髪に影響を与えることはないとのこと。

ストレスのせいで「闘争-逃走反応」が起き、結果として毛包にダメージを与えるらしく研究チームは、

急性ストレス、特に「闘争-逃走反応」は、動物の生存に恩恵をもたらす。
しかし、それと同時に急性ストレスは幹細胞を永久的に枯渇させてしまう。

 

 

ストレスによって受けたダメージは取り返しがつかないようですが、ヒトでも同様の現象が起きるかどうかは不明です。
また、この実験ではもう1つ情報がありまして、それは「ストレスを感じたマウスに交感神経から毛包への伝達を阻害する薬を用いたら、白髪が抑えられた」とのこと。神経と毛髪の伝達を遮断すると、ストレスが毛包にまで届かなくなり、それが白髪防止になるようです。

どのみち、人体の闘争-逃走反応が白髪と直結している可能性は大きいので、過度のストレスを受けないようにした方がいいですね!

 

 

【参考文献】
[Hyperactivation of sympathetic nerves drives depletion of melanocyte stem cells]

 

 

 

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