化粧品などの美容アイテムには一部、ちょっとアブナイ成分が入っています。
具体的な例を挙げますと、フタル酸エステル類、パラベン、トリクロサン、ベンゾフェノン-3(BP-3)といったものが有名だったりします。当然ですが、こういった化学物質は避けた方が健康的ですので、可能な限り避けていきましょう!
いろいろとデータがでてきておりまして、現在の日本製品には含まれなくなった感があります。
とはいえ、上記のような化学物質の多くは、ホルモンバランスに悪影響をおよぼす可能性があります。よって、美容アイテムを買う際は、成分表を確認したうえで購入を検討した方が良いのは、ひとつの事実ですね。
今回は「妊娠中の美容アイテムの使用はホルモンバランスに変化を起こすのか?!」について解説していきます。どうぞ、参考に♪
美容アイテム使用による妊娠中の女性のホルモンバランスの変化
これは2021年に出た調査でして、プエルトリコでおこなわれた調査データを使い、妊娠中の女性1,070名(平均年齢27歳)を対象に、母体の血清ホルモン値とパーソナルケア製品の使用量を自己申告で測定したものとなっております。
この調査で対象になったパーソナルケア製品は、
- 香水/コロン/フレグランス
- 石鹸
- ローション
- 化粧品
- マニキュア
- シャンプーおよびヘアコンディショナー
- ヘアスプレー
- その他のヘア製品(ヘアブリーチ、リラックス剤、ムース、染毛剤など)
- シェービングクリーム
- マウスウォッシュ
と幅広く調査してくれています。
そして、この調査で判明したことが、以下のとおりとなっております。
- 染毛剤やムースの使用は、すべての性ステロイドホルモン(性ホルモン結合グロブリン、エストリオール、プロゲステロン、テストステロン)のレベル低下と相関があった
- マウスウォッシュの使用は、性ホルモン結合グロブリンとプロゲステロンのレベルの上昇と相関があった
- 香水の使用は、プロゲステロン/エストリオール比の低下と甲状腺刺激ホルモン濃度の上昇と相関があった
- ヘアケア製品、マウスウォッシュ、香水の使用は、妊娠中のホルモンレベルの変化と相関があった
以上のことから、この調査を参考にした場合、「妊娠中の美容アイテムの使用は、ホルモンバランスに何かしらの変化を与える」と結論を出せそうですね…。
注意点としては、これは海外のデータなので、日本の美容アイテムにそのまま該当するかどうかは不明です。
あと、妊娠中の女性のみを対象としているので、妊娠していない女性についてもわかりません。また、この調査で確認された悪影響が、長期的に持続するかもわかっていません。
ただ、昔から「美容アイテムに含まれる一部の化学物質は身体に良くない!」とは言われていますので、気をつけておいて損はないかと思いますね☆