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記憶力を上げるには、日中に「ボーッとする」ことが大事かもよ!

記憶力の向上は、健康含めいろいろと役立ちますので当ブログでも紹介しております。
たとえば「勉強前に筋トレを1回するだけで記憶力が上がる!」なんてことも書いていますので、よろしければどうぞ!

今回は、そんな記憶力にまつわることで、なんと『記憶力を上げるには、日中に「ボーッとする」ことが大事!』みたいな話があるので、それをご紹介していきます。勉強はもちろん、ビジネスやスポーツには記憶力も求めれるので、紹介する方法で記憶力を向上させていきましょう。

記憶力は、本当に大事です!

 

 

脳を休息状態にすることによる記憶力向上について

 

これは2013年に出たボン大学の研究でして、健康な男女10名(平均年齢は24歳)を対象に、以下のような実験をしたそうです。

 

  1. カエル、木、飛行機、人などが描かれた写真を何枚か見てもらう
  2. それぞれの写真の近くには白くて四角形のラベルを貼り、被験者は正方形の位置を記憶してもらう
  3. 最後に、今度は四角形のラベルがない状態で、すべての画像を見るように指示をして、四角形のラベルの位置がどのあたりにあったかを回答してもらう
  4. 実験中、被験者全員の脳をfMRIで記録する(休憩時間や仮眠時間の脳も記録)

 

この作業ですが、こういったタスクをおこなうには視覚野や海馬といった複数の脳領域を使う必要があり、人間がいろいろな物事を記憶する際、脳はどのように活動をしているか、…を調査するのに用いられます。

 

実験の結果ですが、

 

  • 人間の脳が空想を浮かべている休息状態にあるとき、過去の出来事を表す神経細胞の活動パターンが再現されていた
  • 過去の出来事に似た活動パターンの量が増えるほど、記憶テストの成果も良好である傾向にあった

 

簡潔に言いますと、被験者が休憩してなにも考えていない状態のときに、脳は「白い四角形のラベルの位置を記憶したときの活動パターン」と同様の活動を見せてたということです。つまり、人間の脳は、脳が休息状態のときに過去の記憶のシミュレーションをおこなっていて、その過程で長期記憶を定着させているのかもしれないのです。

似たようなデータで「新たなスキルを身に付けるにはこまめな休憩が大切!」なんてものがありますので、ボーッとすることって大切なんだな~…って思っている次第です☆

 

 

【参考文献】
[Memory Consolidation by Replay of Stimulus-Specific Neural Activity]

 

 

 

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