自分がやりたくないことでも、やらなければならないときがあります。
どんな人でも、嫌なことがあります。ですが、それを克服する・乗り越える・ストレスに強くなる方法があります。今回は、それについて解説していきます。
どうぞ、よしなに♪
嫌な体験をする前に運動をすることでストレスを克服できる
これは2016年に出たハーバード大学などの調査で、これによると「嫌な体験をする前に運動をすることでストレスに強くなる」そうです。
調査の内容ですが、80名の参加者の感情反応の傾向、気分、不安を測定したうえで、ネガティブな内容の映画を観てもらいます。
ですが、その際に以下の2グループに半分ずつ分かれてもらっています。
- 30分の適度なジョギングをおこなう
- 30分のストレッチをおこなう
当然ながら、映画の視聴後は大半の人がネガティブな感情にになりました。
しかし、ジョギングをしたグループほどメンタルの回復が早かったとのこと。ようするに、これからストレスがかかる状況になることがわかっているなら、事前に少し負荷が強い運動を30分ほどすればなんとかなるということです。
研究チームによると、
誰でも動揺することがある。
このような心の苦痛が生じたときに、その苦痛から円滑に注意をそらし、それにより即座にメンタルを回復できる人がいるが、そうでない人もいる。メンタルの回復ができないグループは、感情の制御が慢性的に処理できず、否定的な感情が持続する。極端な場合には、うつ病や関連する精神病理学に陥りやすい。
しかし、30分の適度な有酸素運動を終えた参加者は、運動をしなかった参加者と比較して、研究が終わった時の悲しみの報告が少なく、知覚的な困難の影響を受けにくかった。
どうやら運動は、身体的エネルギーが身に付くだけでなく、精神的エネルギーも身に付く働きがあるそうです。そのおかげで、ストレスがかかる嫌な状況でも、対処できるキャパが増えるというわけです。
「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」と言うけど、正にそのとおりなんですなぁ☆
【参考文献】
[Acute aerobic exercise helps overcome emotion regulation deficits]