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完璧主義も、どうやら悪いことばかりではないらしいよ♪

誰しもが完璧でありたいと願いたいもの…。

特に自信たっぷりな人ほど完璧主義な人が多く、実際に、ナルシシズムと完璧主義は相関関係があるそうです。その一方で、完璧主義には、不安や強迫性障害、うつ病の症状とも相関しているので注意が必要な性格です。達成したい動機が強いものの、心理的なストレスも避けて通れません。

そんな完璧主義ですが、なにも悪いことばかりではありませんので、その理由をお伝えしていきます。

 

 

完璧主義の方向性と2つのナルシシズム

 

これは2026年にでた調査で、285名の大学生(女性245名、男性38名、ノンバイナリー2名、年齢の幅は18~44歳で平均年齢21.81歳 、中央値 21歳、標準偏差 3.74)を対象に、1週間にわたりスマホで1日最大6回アンケートをおこなっていったとのこと。

内容としては、「今この瞬間どう感じているか?」を回答してもらいます。たとえば、自分に優越感があるか、他者から無視されている、過小評価されているなどといった風に回答してもらいます。その後、データを集計して分析し、参加者のナルシシズムと完璧主義の方向性を評価していきます。実のところ、ナルシシズムと完璧主義には2種類ありまして、それぞれ方向性がまったく違います。

 

  • 尊大型ナルシシズム:優越感に満ちているタイプのナルシシスト
  • 脆弱型ナルシシズム:劣等感に満ちているタイプのナルシシスト
  • 努力型完璧主義:目標志向の強い、前向きなタイプの完璧主義
  • 懸念型完璧主義=失敗や評価を恐れる、後向きなタイプの完璧主義

 

端的に言えば、以上のことを踏またうえで、日常生活の中で、上記のナルシシズムと完璧主義の関係がどのように変化していくかをチェックしていったということです。

 

結果なのですが、非常に分かりやすく二極していまして、

 

  1. 自信が最大値のとき(尊大型ナルシシズム)には、努力型完璧主義が上昇し、失敗への不安が低下する。その結果、目標志向が高まり攻めの姿勢になる。
  2. 不安が最大値のとき(脆弱型ナルシシズム)には、懸念型完璧主義が上昇し、失敗への不安や評価への恐怖が上昇する。その結果、萎縮して守りの姿勢になる。

 

今回の研究で得られたデータを見ていくと、完璧主義は「正の側面」と「負の側面」があるということ。

完璧主義は、メンタル的に悪いことが多いものの、自信があるときは上昇志向になって努力できるようになれるのが強みです。他方で、不安が強いと失敗を恐れて身動きが取れなくなってしまうように、同じ完璧主義でも成果に結び付かないケースとストレスだけが増えるケースもあります。

 

 

 

 

当然ですが、年がら年中自信に満ち溢れた状態でいられるわけがありません。

今回のデータを見ても「自信は波のように変動するもの」であることがわかっています。僕らは1日の中でも、自信たっぷりと不安ばっかり右往左往していまして、それもあってパフォーマンスが安定しないことが基本といっても良いでしょう。

なので、以下の3つのメンタルテクニックを取り入れるのが良いかもしれません。

 

  1. マインドフルネス:メンタルテクニックの定番で、「上手にできるか」なんて考えることなく、今のこの瞬間に意識を集中する。
  2. 不安に気づく:「失敗が怖い」「人からの評価が気になっている」という心理状態に気づくことで、むしろ冷静になれる。
  3. 小さな成功体験を築く:自信は、自身の行動で成功体験を築くことで強化される傾向にあり、「タスクを細分化する」「すぐ終わるタスクを片付ける」ということだけでも自信がつく。

 

完璧主義“そのもの”が悪いのではなく、「心理状態」に問題があるものなので、大切なのは、自分が「攻撃モード」なのか「守備モード」なのかを見極めることです。心理状態を統制できるだけでパフォーマンスが安定しますので、自分の性格特性と上手に付き合っていきましょう☆

 

 

【参考文献】
[State grandiose and vulnerable narcissism in relation to perfectionistic cognitions]

 

 

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