「正直者であれ!」
…とは言うものの、そうは言ってられないのが世の中である。
確かに誠実性は人生の成功に大切な要素ではあるものの、それはどのような意味を持たせていくのかを考察していく必要があると思っています。
なにせ「正直者が馬鹿を見る」ということわざがあるとおり、正直に生きるとかえって損失を受けることがあります。
実際に、研究によって正直者である方が不利になるという結論を出しています。
順を追って説明していきます。
「正直者である」ことは不利であること
以下のようなことが、正直者であることによって不利になることです。
たとえをだしておりますので、どうぞ参考にしていってください。
■収入が低い
正直者であることが、かえって収入を低くさせることがわかっています。
たとえば2011年の研究によって、倫理的な性格の従業員ほど賃金が低いことがわかっています。
また、『残酷すぎる成功法則』だと、10段階で言う「9と10」のギバーはテイカーに奪われ続けることが判明しています。
※ちなみに、2011年の研究に関して言うと、女性には倫理観と賃金に関係性がないとのこと
■出世に悪影響が出る
仕事にも悪影響がありまして、正直者であろうとするとかえって出世から遠ざかります。
たとえば2012年のネブラスカ大学の調査によると、正直者よりもナルシスト(自己中心的な行動様式)な人のほうが、採用の面接試験で高評価を得る傾向にあります。
また、2011年の論文でも、正直者よりもナルシストのほうが、より仕事が成功しやすく賃金も上がりやすいことがわかっています。
■モテない
残念ながら、正直者で真面目な人は結婚には向いているものの、いわゆる「恋愛向き」ではありません。
1999年の研究では、人に優しくてマジメでウソをつけない「ナイスガイな男」ほど、性的パートナーに選ばれないことがわかっています。その一方、他人を操作するのが好きで、尊大で計算高い「ヤバい人」ほど、異性にモテる確率が高いそうな。
このあたりは、過去のブログでも書いておりますね。
こうしてみると、科学的に「正直者が馬鹿を見る」が正しいことがわかります。
実のところ正直者が不利であると結論を出した研究は割と多くありまして、いわば「自己犠牲の精神」を利用されるパターンというものが多々あります。
「では闇堕ちすればいいんだね?」みたいな、中二病を患えばよいというわけではありません。『残酷すぎる成功法則』だと、ギバーは大成功と大失敗の2極化することがあるそうな。大失敗するギバーは10段階評価の「9と10」がテイカーによって利用されるのですが、大成功するギバーは「8」の人です。
つまり、自分もまわりもwin-winになれる関係を目指すのがベストだとしています。
まあ、ある程度正直者でありつつも、自身の成功も狙っているバランスが大切ということで☆
【参考文献】
[The effect of ethics on labor market success: Evidence from MBAs]
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