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「生きがい」があった方が、僕らは活力がみなぎるようだ!

「時間に余裕がない…」という感覚は、僕らのメンタルをボロボロにします。

ところが、僕らは「人生の目的」を持つことで、時間の余裕が出てくるそうな。
今回は、「生きがい」があった方が、僕らは活力がみなぎる!…という話をしていきます。

どうぞ、このブログを参考に、生きがいを見出したり生きがいに向かってまい進していきましょう!

 

 

「人生の目的」がもたらす健康状態

 

これは2022年に出たボストン大学の論文で、この研究では、「人生の目的を持つ感覚=人生の方向性や目標の認識レベル」が、どれぐらい健康状態に影響するのかを調査してくれています。

この研究によると、人生の高い目的意識を持つことは、より健康的なライフスタイル行動(身体活動や予防医療利用の増加、違法薬物の使用や睡眠問題の可能性の減少など)と関連することを示す証拠が増えてきているようです。そして、それにより健康的な生体機能(炎症やアロスタティック負荷の減少など)、身体機能、さらに慢性疾患のリスク(心血管疾患と認知障害のリスク低下など)、死亡率の低下が見られるそうです。

つまり、「生きがい」があるからなんとしても生き残りたいから、それに伴った行動をとり、その徹底した体調管理がより健康的になっていくようですね!

 

しかし、現在までに、人生の目的と死亡率との関連が、性別や人種・民族性によって変わるどうかを評価した研究は2件しかなく、しかもその結果はバラバラだそうです。

「生きがい」の効果は、人によって差が大きい可能性もあり、「生きがい」が万人に恩恵をもたらすのかを調査していったわけですね。そこで、50歳以上のアメリカ人( n  = 13,159)を調査したデータを利用し、目的意識を評価し、その回答と対象者全員の死亡リスクを比較していきました。

その結果、「生きがい」と死亡リスクには、以下の関係があったそうです。

 

  1. 目的意識が最も高い人の死亡リスクは15.2%だったが、目的意識が最も低い人の死亡リスクは36.5%だった。
  2. 目的意識の死亡リスクの関連性は、男性よりも女性の方がやや強い傾向があった。
  3. 目的意識の高い人はあらゆる原因による死亡リスクが低く、この関連性は人種や民族、性別に関係なく認められる。

 

どうやら、人種や民族などは関係なく、「生きがい」を持つことは死亡リスク低下につながる可能性があるようです。ちなみに、女性に生きがいの効果が強いのは、「男性は、困ったときに医療サービスを利用しないからだろう」と推測されておりました。僕の肌感覚でも、女性の方が健康への意識が強いと思っていますからね。

人生の目的を持つことが、健康促進に繋がる効果が高いのは妥当なようなので、「生きがい」を常に意識した方が良さそうですね☆

 

 

【参考文献】
[Purpose in life and 8-year mortality by gender and race/ethnicity among older adults in the U.S]

 

 

 

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