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結局のところ、男性脳や女性脳というものは存在するのだろうか?

「男性は論理的で~…」

「女性は感情的で~…」

といった俗説があります。
僕の個人的な感想としては、感情的な男性はいますし、論理的な女性はいます。僕だって、元は感情的な人間なんですよね(笑)

そんな感じで進めていくのですが、要は「男性脳や女性脳というものは、本当に存在するの?」ということを深掘りしていきたいわけです。科学的な見地では、どのような結論なのか、どうぞ参考にしていってください♪

 

 

脳研究による男性と女性の差異

 

これは2021年に出たシカゴ医科大学などによる研究で、男性の脳と女性の脳の違いについて調査した過去30年間の研究を分析し、多くの脳画像をまとめたものとなっております。

結論を申し上げますと、

 

  • 男女の脳はサイズ以外に大きな差はない
  • 俗説で見られる「女性の脳は共感力が高い」や「男性の脳は空間把握能力が高い」などど言われていたものは、ほとんど差が見られなかった
  • 中国人とアメリカ人のように、多様な集団間との比較になるほど、男女による脳の差異はなくなり、人類全体で男女の脳を区別する普遍的な要素は存在しないと思われる

 

唯一の差はサイズの違いであり、それ以外はほとんど同じであることがわかったそうです。
研究チームも、

男女間による普遍的な脳の差異や特徴は存在しない。
むしろ、脳は心臓や腎臓などの他の臓器と同様、目立った違いはない

 

 

とコメントしております。

僕の意見を入れてしまうと、少なくとも「男女では脳の作り自体が違う!」ということはないと言えますね。
あとは、男女によって考え方などが違うっていうものが、どこから来るのか?…な感じでしょうか。まあ、こういったものは性差別の問題がはらんできますので、「共感能力とか精神年齢とかは、個人の問題だよね~~…。」くらいにしておきましょうか☆

 

 

【参考文献】
[Dump the “dimorphism”: Comprehensive synthesis of human brain studies reveals few male-female differences beyond size]

 

 

 

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