というイメージがありますが、実のところ、カフェインの有効性は、けっこうなほど証明されているのですよ(もちろん、副腎疲労を気にされている方には無理にオススメしませんが…)。
たとえば、
といった感じで、カフェインは汎用性の高い成分だったりします。
さらに、カフェインはメンタルに良い!…ということもわかっていて、今回は、それについて解説をしていきます。
どうぞ、よしなに♪
カフェイン摂取とうつ病の関係性
これは2023年に出たメタ分析で、18歳~97歳の男女422,586名を対象に、29件の過去の観察研究をもとに答えを導き出したものとなっております。これには日本人も含まれており、参考にするにはうってつけなものだと思っています。
結果を大まかにまとめると、次のようになります。
- コホート研究では、コーヒーの摂取量が最も多い人たちのうつ病のリスクが11%低かった。
- 用量反応分析によると、コーヒー摂取量が1日あたり240ml増加するごとに、うつ病のリスクが4%低下するとされている。
- 横断研究でも、コーヒーの摂取量が多い人ほど、うつ病のリスクが22%低かった。
- 他方、お茶の摂取量については、うつ病リスクとの関連は確認されなかった。ただし、横断研究では、総茶、緑茶、紅茶の摂取量が多い人ほど、うつ病のリスクがそれぞれ27%、16%、42%低くなっていた。
というわけで、カフェインを摂取することでメンタルが改善がする!…と結論を出しています。
研究データを見る限り、どうやらカフェインをよく摂取する人は、うつ病のリスクが低下する傾向が見られたそうな。
「それってコーヒーとかのポリフェノールの影響では?」っていう疑問があるかと思いますが、カフェイン摂取量とうつ病リスクのあいだにはキチンと相関があったとしています。しかし、総括するとデータ全体の信ぴょう性は低く、それぞれの研究で潜在的な交絡因子の数や種類にバラつきがあるのが懸念点です。
このメタ分析で、「カフェインでメンタルが改善するから積極的に飲みましょう♪」とは言い難いのが現実。まあ、コーヒーやお茶にはポリフェノールがありますし、苦手でなければ、普段から適度に飲んでおいて損はないと思いますね☆