「HSP=繊細さん」のことが一時期話題になりましたね。
僕のブログでも、以前ブログに取り上げたことがありましたので、どうぞご一読ください。
ものすごく大ざっぱにとらえると、「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、感覚が常人よりも研ぎ澄まされていると思ってくださると良いのかと思います。今回は、そんな繊細さんの基本的な性格について取り上げていきますので、よろしくお願いします。繊細さんって、実際は単なるナルシストであることもありますので、そのあたりの見極めも大事かな?…って感じです。
どうぞ、よしなに♪
HSPと性格特性との関係性
これは2019年に出たメタ分析で、過去の研究から24件を抽出し、HSPとビッグファイブによる性格特性を調査したものとなっております。
この分析は、系統的レビューおよびメタ分析に関する PRISMA ガイドラインに従っております。6790名の被験者のデータを識別、スクリーニング、コーディングという 3 段階のアプローチでまとめた結果、次のような結論に行きつきました。
- 基本的に神経症傾向が高い(不安になりやすい)。
- 次いで、開放性が高い(好奇心が強い、いろいろなことへの関心が強い)。ただし、神経症傾向と比較すると、相関はかなり小さい
- 16歳以下の場合、外向性が低い(自分の内面への関心が強い)。これも、神経症傾向と比較すると、相関はかなり小さい
- 子供について、HSPの特性はネガティブな影響 ( r = 0.29) およびポジティブな影響 ( r = 0.29)と相関していたものの、成人ではネガティブな影響のみだった ( r = 0.34)
- 子供および成人と共通して、協調性/調和性と誠実性には関係性がなかった
大まかにまとめると、HSPの基本的な性格は「不安になりやすく、好奇心が旺盛だ!」っていうこと。
つまり、いろいろなことに動揺してしまうので感情が変化しやすく、それでいて、知的であるために、その感情の変化を上手に捉えているのですね。蛇足かもしれませんが、繊細な人だとしても、皆と協力的かどうか真面目かどうかは、その人次第って感じです。それと、大人になると、繊細な人であることのダメージは、けっこう大きなものとなっておりますねぇ…。
こうしてみると、繊細な人のイメージとマッチしているから、なんとなく信ぴょう性があるなぁ…って思っちゃいましたね☆