『健康=幸福』なもので、人生を豊かにする方法についても解説しております。
過去の僕のブログでは、
といった、相手を説得する方法も範疇に入っております。
今回は、そんな説得術のなかでも無敵な説得術『BTAF法』について解説していきます。
心理学的に無敵な説得術『BYAF法』について
これは2012年に出た西イリノイ大学の研究でして、過去におこなわれた「説得術に関する研究」から、質が高い42件をまとめたメタ分析となっております。約22,000名分のデータがあり、信ぴょう性としては非常に高い分類です。
その結論として出たのが、『BYAF法が有力である!』ということ。
BYAF法とは、「しかし、あなたは自由です(But You Are Free)」の頭文字からつけられたもの。人を説得、ないしお願いをするときに、最後にBYAFを付け加えることで、相手が肯定的な反応をしてくれる確率が2倍も上がるとのこと。
実験内容だと、「寄付をしてくれる確率が上がる」や「アンケート調査に協力してくれる確率があがる」そうです。
例を出していくと、
- 「寄付を募っております。金額はあなたにお任せします」
- 「アンケート調査にご協力をお願いします。もちろん、これは任意です」
といった使い方をしていきます。
BYAF法のポイントは「相手の意思を尊重する(ような表現にする)」ことで、そのポイントをおさえておけば、特にフレーズは気にしなくても良いのです(「しかし、あなたは自由です」なんて言葉をそのまま使わなくても良いってこと♪)
■使えるフレーズ一覧■
- あなたにお任せします
- これは任意です
- あなた次第です
- お好きなようにしてください
- 自分で決めてください
- あなたの意志を尊重します
- あなたのタイミングで構いません
- 自由にお選びください
- 権利はあなたにあります
- 判断はあなたに委ねます
人間の心理として「コントロール感が大好き!」というものがあります。
それに、自分の自由を奪われようとすると、人は反発したくなるものです。
なので、このデータの結論は当然ともいえます。ルールも簡単なので、非常に使いやすくて便利で効果的なら言うことないでしょう!
仕事をしていると、相手の意志に委ねるのは勇気がいりますが、そこは「しかし、あなたの自由です」と相手の意志を尊重しましょう☆
【参考文献】
[A Meta-Analysis of the Effectiveness of the “But You Are Free” Compliance-Gaining Technique]