メニュー 閉じる

身長で悩む皆さん、身長を伸ばす方法を調べてくれた研究がありましたよ!

正直言って、僕はもっと身長がほしいです!
174cmはありますが、兄弟が皆180cmを超えています。世間的には十分ありますが、欲張りなものでして、まだまだほしいですね。

身長に大きく左右されるものは、「遺伝」と「栄養」の2つです。
遺伝は先天的なものなので、これに関してはどうすることもできません。だから、後天的に身長を伸ばすには、栄養に焦点を当てるのがベストです(ちなみに、筋トレで身長が縮むことはないですよ♪)。

そこで、今回は『栄養で身長を伸ばす方法』について解説をしていきます!

 

 

身長を伸ばす栄養とそれ以外の要素について

 

これは2016年に出たマサリク大学の調査でして、調査方法は以下のようになっております。

 

  1. 日本人1,512名含め、アジア、アフリカ、ヨーロッパなど世界の105カ国から、男性の身長データを収集する
  2. 各国から収集した食事データと遺伝データ、社会状況のデータ(経済力など)を身長と比較していく

 

データの信ぴょう性ですが、超大がかりの大規模調査でして、身長で悩む・これから伸ばしていく人にとっては聖典になる内容かと思いますねぇ。。。

 

得られたデータですが、それぞれ「栄養による要素」と「栄養以外の要素」があるようですのでご紹介していきます。

 

 

栄養による要素

 

身長が高くなる人の特徴を調査した結果、以下のことがわかったそうです。

 

  1. 肉類全般、遠洋魚、卵、乳製品の4つが、身長と相関があった(r = 0.50)。これらの食品はタンパク質の質(アミノ酸スコアなど)が高いのが大きな原因だと考えられる
  2. 特に乳製品からのタンパク質の摂取量は、93カ国すべてにおいて身長と最も大きな相関関係があった(r = 0.79)
  3. ヨーロッパ以外の49カ国で見た場合、タンパク質は「質より量」が重要である(r = 0.71; p < 0.001)。ただし、タンパク質の摂取量が増えていくと、タンパク質の質により身長に大きな差が現れる(10cm以上)
  4. ヨーロッパ以外の49カ国で見た場合、総カロリー摂取量(r = 0.70)、米のタンパク質(r = -0.65)、小麦のタンパク質(r = 0.62)が身長と関係があった。
  5. 豚肉のタンパク質に乳製品のタンパク質と組み合わせることで、最大の相乗効果をもたらす可能性がある(r = 0.82)。次いで、卵のタンパク質(r = 0.81)+ジャガイモのタンパク質(r = 0.81)は身長との関係性が高かった
  6. 最も高い関係性(r = 0.85)を達成したのは、「乳製品+豚肉+牛肉+卵+ジャガイモのタンパク質」の組み合わせだった

 

 

ということで、全体的な評価としては「身長を伸ばすなら、とにかくタンパク質を摂ろう!」ということですね!!

ひとつひとつ食材について考察していくと、炭水化物については、米のタンパク質が悪いというよりは、米をたくさん食う地域の社会的な問題と遺伝的な要因が大きいといえます(米を主食にしている地域は身長の低い種族だし)。むしろ、ヨーロッパに焦点を当てた場合、小麦タンパク質を多くとる人ほど身長が低い傾向があります(小麦をたくさん食べる人ほど貧困層が原因かもしれない)。

身長については、俗説にあるとおり、乳製品の影響力がすごく、これはタンパク質の質が高く、手軽に摂取できる影響が大きいのでしょう(カルシウムよりもタンパク質の方が重要)。
身長を伸ばすという点なら、魚肉よりも赤身の肉と卵が重要で、これは、魚の種類によってタンパク質の含有量に差があるからだと思われます。理由は不明ですが、ジャガイモも良い成績をだしていて、タンパク質が多いとされる豆類は低身長と関係があるそうです(豆類に関しては米と理由が同じかもしれない)。

 

 

 

栄養以外の要素

 

この調査は栄養以外の要素も調べてくれています。
内容が国の制度や国の発展といった国力に関するものばかりなので、遺伝同様、個人の力ではどうすることもできない内容です。

 

  1. その国の一人当たりGDP(国内総生産:その国の裕福度合い)は、身長と大きな相関はない(r = 0.30)
  2. その国の総保健医療支出(政府が医療や保険に費やしているお金)は、男性の身長と強い相関がある(r = 0.60)
  3. 最も負の相関が強いのは「子どもの死亡率」で、子どもの死亡率が高い国ほど身長は低くなる(r = -0.73)。ただし、東アジアや石油大国では、子どもの死亡率が高くても男性の身長には影響がない
  4. 都市化と身長の相関も強く(r = 0.58)、発展した国ほど身長が高い傾向がある
  5. 人間開発指数(教育や識字率、所得を数値化したもの)は、男性の身長と最も高い関係があった(r = 0.80)。

 

ということで、やはりというか、いわゆる「裕福な国ほど身長が高くなる」ということでしょうね。。。

医療制度がしっかりしていれば健康状態も把握しやすいし、当然の結果でしょう。
人間開発指数についても、この数値が高い国は医療や栄養の質も高くなるので、これも仕方ないです。個人でできることといえば、経済力をつける or 国力があって医療制度のしっかりとした国に移住するのがベターなのかもしれません。。。

 

 

 

 

まあ、年齢的に、これ以上身長が伸びる可能性がほとんどない僕ですが、タンパク質は摂り続けますかね!
それに関しては、あって損はありませんからねぇ~~。

まだまだ伸び盛りの人たちは、先人達が残してくれた知見をフル活用して、ドンドン身長を伸ばしてください。
僕からすれば、確かな知識を活かせるのが、本当にうらやましいです。

やっぱり、身長はほしいなぁ~~~…。。。

 

 

【参考文献】
[Major correlates of male height: A study of 105 countries]

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です