「犬は人間に従順だけど、猫って気まぐれだよね～～。。。」
世間が抱く動物への考え方って、こんな感じだと思います。
とはいえ動物も個体によって性格は千差万別だから、一概に「○○だから△△だ！」って言い切れないんですねどね。
しかしながら、その動物の特有の性格があるのも、また事実です。
実は猫は社交的な動物だと言われていて、その特性を活用して人の性格を予測できるかもしれません（これはあくまで、僕が論文を見て思った感想です）。
今回は『猫を使って人の性格を判断できる？』って思ったことをお話していきます。
猫の社交性と人間の親しみやすさ
これは2020年に出た論文で、猫と人間の関係性を調査した実験でございます。
この実験の大まかな内容ですが、
- たくさんの猫を用意する（半分は保護猫で、半分は飼い猫）
- 「猫たちの飼い主」と「まったく猫と関係ない人」の2種類の参加者を招集する
- 参加者たちに、最初の2分は完全に猫を無視するよう伝える
- 次の2分は猫に近づいたり名前を呼んであげたりするようと伝える
つまり、研究チームは、「猫の社交性は人間の態度に影響されるのでは？」と考えたわけですね。
その思惑通り、この調査によってわかった傾向として、人間の注意を向ける態度が猫の社交的な行動に影響を与えるということです。僕ら人間が注意を払えば払うほど、猫たちは社交的な反応を返してくれるようで、この反応は、相手が飼い主でも見知らぬ人でも変わらないようです。
「猫は人を見てる」は、どうやら正しいようで、人間が友好的な態度を示せば猫もそれに答え、その反対な態度をとれば、それにふさわしい態度をとるわけです。こういった性質を持つ動物を「任意的社会性動物」と呼ぶそうです。
こういった感じで、猫との接し方によって、その人の性格を、ある程度の判断ができるのかな？って思っています。
単なる猫アレルギーな人もいるので一概に言えないし、僕の個人的な感想なので参考に言うと「猫ってずる賢いよね！」と思っているなら、その人はずる賢い人間かもしれません。「猫って、フレンドリーに接するとそれに答えてくれるから好き♪」なら、もしかするとフレンドリーで親しみやすい人かもしれません。
そうして見ると、猫って、やっぱり賢いのかな☆